色には心理効果、つまりは購買意欲につながる効果があります。
そして、色のカテゴリーを見ていくとそれぞれの対になる働きと、ひとつの色自体にもプラスとマイナスがあります。
たとえば、雑誌や新聞の織り込みチラシを見ていただくと分かるように、「赤」で書かれた文字が多いのに気づきます。これは赤い文字が購買意欲を誘う作用があるためです。赤は、目につきやすい色で、インパクトが強いため気分を高揚させ、されには食欲も刺激する色とされています。エネルギー、元気、そして回復力を与えてくれます。それと同様に「赤」のマイナスイメージは危険、派手、攻撃といったものもあります。ひとつで表と裏のイメージを持つ色。まるでコインのようですね。
このような両方のイメージを持ち、「赤」はセールス中や売り出しの商品に使われますね。
ネットでの、例えば衣類などの商品写真には一覧画面の中に、一般的な色を表示して、クリックした後に商品の色のバリエーション詳細の画面になることがありますが、この場合色のバリエーションを先に表示することによって、その色に引かれてクリック数が増えるということもあります。つまり色によって購買意欲が刺激されるわけです。
商品一覧のページで、たくさんのカラーバリエーションを表示できない場合は、商品の横に色見本を表している場合もあります。このような工夫も大変効果的ですね。色の作用とさらに選択肢があるということが消費者へ間接的に訴えられることができるからです。
商品撮影とともに、どのように商品を、ネットやまたはカタログ上で見せるかということも大切なポイントです。商品撮影