ワインを代表として、ボトルに入った液体を撮影する場合のコツをみて見ましょう!
スティルライフの撮影では、順光、つまり正面からの照明だけでは美しい写真を撮るのは難しいもの。
それはガラスと液体、という素材を合わせ兼ねたワインの撮影にも同様にいえることですね。
さて、それではこの手強い被写体を、ガラスの質感とワインの透明感(ここでは白ワイン、またはロゼを考えてみましょう)を出すにはどのようにしたらいいのか。
2つのポイントをおさえると、自然に且つ透明感のあるさわやかな画像を得られるでしょう。
ひとつ目のポイント。それはまず液体を透明に見せるために照明は逆光が効果的ということ。ライトボックス内での撮影の場合、照明をライトボックスの後ろから照らしたり、またはデスクスタンドをボトル後方に設置すると、ワインの透明感が出てきます。2つ目のポイント。逆光照明にしたら、もちろんワインボトル前面への照明が必要。ここで直接照明をあてるとボトル部分に照明反射が露出してしまいます。そこで活躍なのが「レフ板」。
逆光に設定した照明から、レフ板を通した間接的照明がボトルとエチケット部分を立体的に浮き立てます。
この逆光とレフ板の組み合わせは、簡単ながらとってもお役立ちテクニック!
透明感が欲しいのになかなかうまくいかない、という時にぜひお試しください!