日中シンクロ撮影

日中シンクロ、またはデーライトシンクロといわれる撮影方法は、屋外の逆光撮影の際、人物やものが暗くなるのを防ぐためにストロボ撮影をして光の補填をすることです。

屋外撮影で、光は充分なのに、それがこうじて肝心の被写体が暗くなってしまった経験はよくあることでしょう。
何度もお話ししたように、逆光は実はとても効果的な写真撮影方法なので、被写体に合わせてぜひ取り入れたいのですが、もちろん順光ではないので被写体の角度によっては暗くなる部分がでてきます。そこに明るさを補充するためなのがこの日中シンクロ撮影です。
背景、逆光の強さ、そして被写体がどのくらい暗い状態かを計算しながら、ストロボの光量を調整する機能、調光補正機能を活用しながら露出を変えて同じ構図で何枚か撮ることをお勧めします。

実はメインの被写体にあたる照明、ここではストロボですね。この照明をサブだと考え、逆光をメインの照明だと考えます。つまり、すべて撮影条件を逆光に合わせて考えて、その逆光効果を存分に享受できると非常に美しい写真としてあらわれます。調光補正機能やシャッタースピード、そして絞りのF値をそれぞれ調整しながら、背景と被写体のバランスよい光を日中シンクロ撮影で実現してみてください。シンクロ撮影用撮影機材

フォトストレージ

フォトストレージってご存知ですか?
メモリーカードとバッテリーを装備したいわゆるハードディスクのようなものでデジタルカメラの撮影画像をバックアップできる装置です。
一般的なコンピューターのハードディスクと違うのは、写真専用のハードディスクということと、携帯できるので撮影する場所に持っていってその場でバックアップできるということです。

これまではメモリーカードの容量が超える場合に、すぐに画像を落として撮影を続けられるといったような目的がありましたが、昨今ではメモリーカードの容量も随分増え、そして価格自体手頃になったので画像を落とすというよりも、やはり撮影した写真のバックアップの役目が強くなったでしょうか。
さらに最近のフォトストレージは液晶ディスプレイを内蔵し、保存した写真をその場で表示して確認できるものもあり、動画
データの再生を可能にしたものまであります。

なんだかモニター付きのハードディスクのようですね。
ブツ撮りなどやまた料理写真の記録など膨大なカットを撮影する場合には保存と、アーカイブに便利ですね。これまでの撮影写真の整理にお困りの方にもおすすめです。ストロボ

フラッシュブラケット

こんな機能をご存知ですか?
デジタルカメラにおいて、基準値および、その基準値を変えながら複数のカット撮影する機能をオートブラケット機構といいます。
その機能を利用したフラッシュブラケットとは、背景の露出はそのままで、被写体へのストロボ調光のレベルを段階を変えながら自動的に撮影できる機能です。

背景の明るさはちょうど良いけれど、被写体はちょっと暗すぎるためストロボ撮影が必要というときありますよね。
そういう時にありがちなのが、いわゆる夜の屋外、夜景撮影など被写体のみにフラッシュがあたり、後が全く暗くなってしまうこと。つまり背景との露出バランスがうまくいかないんですね。
そこで、このフラッシュブラケット。メーカーのストロボ機能によっても違いがあるでしょうが、一般的に、ストロボ光量を標準からマイナス補正、そしてプラス補正と自動的に変わります。補正量自体もその撮影の環境、条件によって調整できるので、一回ごとに露出調整する必要なく続けて撮影できるのでとっても便利ですよ。
夕暮れや、屋外での撮影などは自然が相手。時間をかけてしまったら、欲しい背景の光と色合いがどんどん変わってしまいます。
すばやく、そして確実な撮影に、ぜひこの、フラッシュブラケット機能、試してみてください。ストロボ機材

赤目写真はなぜ?

人物を撮影したスナップショットでたびたび見られる、赤目現象。
同じような場所や環境で撮っても赤目になる時と、ならない時があります。
何が違うのでしょう?

たまに愛犬の写真を撮ってもペットの目が赤目になることもありますよね。
赤目現象は、暗い場所や野外での夜の撮影の際に撮影すると、目の瞳孔が開いた状態になります。その開いた状態の瞳孔の眼球網膜の毛細血管がストロボの光を反射して、赤く写り込んでしまうというわけです。
面白いメカニズムですよね。

さて、この赤目現象になる仕組みが分かれば、解決策もあります。
瞳孔を開いた状態ではなく、小さな状態にしてから写真を撮ればいいのです。
赤目軽減などといった、カメラの機能として取り入れられているモデルもありますが、シャッターを切る前に、赤め緩和ランプが照射し、瞳孔を小さくするようになっています。

もしも、そういった機能がなくても、簡単には一度ストロボをたいて、2度目を本番として撮影するとか、ペンライトなどを利用して、人物にむかって照射し撮影する、といった方法もあります。
思い出のスナップショットにも一工夫すると、仕上がりもより楽しみです。撮影照明を格安に