ホワイトバランスフィルター2

前回ホワイトバランス設定に大変便利なアイテム、ホワイトバランスフィルターのお話をしました。
プロ使用のホワイトバランスフィルターをみていると、こんな記事が見つかりました。
まさに身近なものからの発想です。
それは、、コーヒーのテイクアウトに使われているカップのプラスチックのふたです!
コーヒーを持ち歩く際にこぼれるのを防いだり、またはコーヒーショップによっては蓋を取らないで、そのまま飲み口でコーヒーを直接飲めるためについていたりもしますよね。
あのふたです。
薄いプラスチックで、白色のふたは、レンズによってはレンズフィルターのサイズにぴったり!フィルターを装着するように、プラスチックのふたをレンズにはめ込み、マニュアルのホワイトバランス設定と同じ方法で設定します。

プロ仕様のものがなくてもこんな工夫で適切なホワイトバランスと、すばやい撮影準備ができるのは見逃しがたい発見です!撮影照明

ホワイトバランスフィルター

適切な色を表現するために欠かせないのがホワイトバランスですね。
環境や照明の温度に合わせて自動調整できますが、やはりその場その場でマニュアルでホワイトバランスを調整したいものです。
ホワイトバランスを的確に設定するためにグレーカードなどがありますが、必要アイテムを取り出したりすることなく手早くホワイトバランスをマニュアルで設定できるものがあります。
それがホワイトバランスフィルターなるもの。レンズフィルターと同じ要領でレンズに取り付け、撮影前にMFモードでシャッターを切ります。その設置をカスタムホワイトバランスに設定し選択。
以上の手順で撮影を開始することができます。
手早く簡単便利です。

同じスタジオ内でも照明機材の数や、照明からの距離によっても色温度が微妙に変わってきますので、ホワイトバランスフィルターを装置してマメにチェックして撮影に臨みたいですね。撮影機材を格安ご提供

プリントサイズと画素数について

デジタルカメラの時代になって、撮影、保存、編集、見せ方などが変わってきましたが、それでも旅行写真や家族との記念写真はやはりプリントして手にとってみてみたいものですよね。
写真をプリントにする際にサイズの呼び名がいろいろありますが、今回はそのプリントサイズについてみてみましょう。

プリントサイズはコピー紙のサイズと同じように、数字が小さくなればなるほど大きさが大きくなります。
つまりもとにあるお大きさをいくつに割ってプリントにするかという計算なので、たくさん割るとサイズが小さくなる計算です。

六切(むつぎり)と呼ばれるサイズが20.3×25.4cmになります。それよりも一回り大きいサイズが四切(よつぎり)がおおよそコピー紙のA4にあたり25.4×30.4cmです。一方はハガキサイズが8.3×10.8cmまたは9×13cmの手札 (手札)と呼ばれるサイズです。写真屋さんの店頭でLサイズと呼ばれる大きさをイメージされるといいでしょう。

このプリントサイズは各国で変わってきますが、コピー紙のように、A4、A3といった大まかなカテゴリーは共通します。
デジタル撮影したものもプリントして手にとって眺めるとまたひと味違って見えてくるものです。日本ではもちろん、旅行先での写真プリントはいかがですか?
撮影照明のライトグラフィか

立体感を大切に

被写体のお化粧ともいえるでしょうか?照明機材によるライティング設置は非常に大切。見せ方そのものがライティングで変わってきます。
一灯照明で撮影する際に、照明の反対側にレフ板を活用して補助照明として照明から反射を活用し、影を軽減することをレフ板で「おこす」といいます。

このレフ板を使った「おこす」作業はとても役立ちます。
ライティングの方向、あて方が適切でないと被写体が「ベタ」っとして平面的な写真になってしまい、立体感を損ないかねません。被写体の全面に照明が行き渡っても×、一側面に影が強く写り込んでもいけません。

そのちょうどよさ。つまりは照明があたった部分と影ができる部分、その中間の部分間のグラデーションバランスがカギです。
一番明るい部分、一番くらい部分、中間部分がきちんとあることが見分け方です。

色合いのある被写体を撮影する際にはその見分けが色に引っ張られてなかなか判断つきませんが、この立体感を見せる撮影練習として、グレーまたはグレーに近い白のオブジェを選び繰り返し撮影して、明るさのグラデーション3部分ができているいるかみるといいでしょう。コントラストが強すぎない、ちょうど良い3部分のグラデーションが共存した画像です。なかなか難しい注文ですね!
こういった撮影練習をすると、いざ商品撮影などをする際にとっても役立ちますよ!
撮影照明の専門

ケラレる?

撮影した写真の四隅が充分に露光されずに露出アンダーになったことがありませんか?これは広角レンズを内蔵ストロボと一緒に使用した際や、レンズフードやフィルターが正しく装着されていない場合などに起こる現象です。意図的にこういった趣向を演出する際は問題ありませんが、撮影した風景写真など四隅が暗くなってしまい結局撮り直し、または編集修正をしなければならないなんてことも。

さて、この「ケラレる」現象はどうしたら回避できるのでしょう。
ストロボを使用する際にはレンズフードやレンズの影が「ケラレる」状態に繋がります。その場合には外付けのストロボ照明を活用したり、バウンス撮影にして影ができないようにします。ストロボを使わずに撮影するのも手ですが、それには露出にあったISO設定や前述したように外付けストロボで試しましょう。

また一度撮影をして「ケラレる」状態であれば、レンズフードやフィルターを外して撮影してみましょう。

そのほか広角レンズのみならず、超望遠レンズを使った際に、ミラーの長さが足りなくて四隅に暗い部分ができてしまうこともあります。レンズとの兼ね合いを調整してみるのも解決の近道です。商品撮影の照明

ミラーショック

一眼レフのフィルムカメラやデジタル一眼レフカメラもしかり、シャッタースピードが遅い撮影の際には、この影響を受けることがありますね。
ミラーショック、つまりはカメラに露出させるためにカメラ内部のミラーが跳ね上がる時の発生する衝動によって、画像がぶれてしまうことを言います。ISO感度が100以下など低い場合や、照明の充分でない環境などにはシャッタースピードが遅い状態で撮影することがありますが、このミラーショックを起こさない最短解決策は三脚を使用することですね。

それ以外にも、ミラーアップといってミラーがカメラ内部で跳ね上がる衝撃を抑えるために、シャッターを切る事前にミラーを上げておくことを言います。これによって衝撃を軽減できるんですね。

こういったカメラ構造に伴った撮影問題を回避する工夫はさまざまですが、昨今ではデジタル一眼レフカメラでもミラーレス一眼レフカメラが登場しています。
こういった構造上の問題も構造そのものから変化していくのかもしれません。撮影照明の専門店

アングルファインダー

カメラを構える高さを「ポジション」といいます。ポジションは大きく分けると三つ。ハイポジション、アイレベル、ローポジションです。
通常の立った状態でカメラを構える位置よりも、踏み台を使ってさらに高い位置から構えた場合をいいます。アイレベルは文字通り、目線と同じ高さで被写体をとらえるポジション。そしてローポジションは姿勢を低くしてカメラを構えた姿勢を示します。
これらは撮影者の構えた高さを示しますが、一方、カメラと被写体の関係を示すのがアングルです。
カメラを上に向けて被写体を下から撮影するのがローアングル。アイポジションと同じように水平状態で撮影するのが水平アングル。そしてカメラを下に向けて被写体を上から撮るのがハイアングルです。

このようにポジションとアングルは切れない関係。
例えばカメラを地面に置く、または地面に届くほど低く構えるローポジションがあります。この際にファインダーを覗くのには一苦労。そこでこのローポジション撮影に便利なのがアングルファインダーです。
ファインダー部分からLの字に上に向いたもので、真上から覗くと安定した姿勢でファインダーをみることができます。
ローアングル撮影にはぜひ活用してみたいですね。撮影機材の専門店

ちがう視点

デジタルカメラとフィルムカメラでは単純に比較できませんが、例えばデジタルカメラのフルフレームならば、35mm判のフィルムカメラの相当します。
レンズを変えていくとファインダーに写り込む画角がかわるように、カメラのサイズを変えるとまた見え方も違ってきます。
35mm版カメラと比較すると、大中判カメラというものがあります。つまり35mmフィルムを使用して撮影するカメラと、120mmフィルムを使用して撮影する中判カメラ、そして4×や8×10の大判カメラなど。

デジタルカメラで構図など表現方法を考えていきますが、少し離れて違うスタイルで撮影すると見え方が変わるので、写真の取り方も自然に変わってきます。それによって今までと違う「カギ」を見つけて、これまでの撮影スタイルをベースにまた新たに新鮮な視点で被写体をみる機会になるかもしれません。
ちょっといつもの視点から離れることによって、写真撮影のヒントを得ることがあるので、こんな寄り道も長い目で見ると撮影にはよい効果が生まれるきっかけになるかもしれません。デジカメ用の撮影機材

PARIS PHOTO 2011

パリ・フォト。
いわずと知れた毎年パリで開催される写真の国際的フェア。コレクターや、ギャラリー、出版社関係者のみでなく、写真に関心があるということで訪れた方もいるかもしれません。
さて、今年もこの時期開催されました。昨年まで会場はルーヴル美術館でしたが、今年からグラン・パレにて開催されます。新たな会場先で世界中から注目されています。
毎年特集されるテーマがありますが、今年は「アフリカ」。2008年には「日本」が特集されたことがありました。
この期間には会場のほか、パリ中のギャラリーや公共の場所、アートに関連した場所、所々で写真の催し物や展示があり、まさにパリが写真一色になる期間です。
ヨーロッパを旅行する際、年に一度のこの写真フェアの日程と合わせて旅行計画にいれるのも乙なものです。
会場はじっくりみると一日あっても足りないほど。しかもほかの美術館やギャラリーでの催し物がパリ・フォトに合わせてあるので、スケジュールが目白押し!実際に撮影しても、写真を見る側としても日常とちょっと離れて写真のことを考えるのにもいい機会かも知れません。撮影照明の展示会

三脚のグリップ

プロ用一眼レフカメラや、重い望遠レンズ装着の際にはしっかりした重厚な三脚をお勧めしてますね。
もちろん持ち運びには文字通り骨折りですね。三脚バックで持ち歩いても、そのまま肩に担いでも撮影時には気づかないものの、撮影後には重みをずっしり感じるものです。
そのほかにも夏にはあまり気づかないことですが、冬場、低温時のロケ撮影などで三脚の冷たさが身(手)にしみます!

そこでこんなアイテムがありますよ。
三脚のグリップです。三脚の第一段目のパイプにつけてみます。ウレタン製のものからネオプレーン製のものまで、ジッパー式で簡単に取り外しもできます。
重厚三脚は重さもしかり、たいていがメタルででできているため、こういった緩和素材をパイプ部に巻くだけで持ち歩き具合が随分変わります。
重さからくる体への重量も、そして寒さからのメタル感からも解放!
便利アイテムはしっかり活用したいですね!照明機材の専門店