カメラのグリッド表示

画面をしっかり見て構図を決める。何度か出てきた構図の黄金法「三分割」ですが、実際の撮影時にこの三分割が表示されていれば、構図構成も簡単です。
そう!その三分割を画面上に表示する機能があるのです!それが「グリッド」。
カメラの設定画面からグリッド表示の有無を選択できます。

普段のスナップショットから、きっちりスタジオ撮影まで縦横2軸あるのでバランス用構図を設定できます。

実はこのグリッド表示、最近ではスマートフォンのカメラ機能にもあります。
ちょっとした撮影でもグリッド表示があると平行線が傾くこともなく、歪まないように撮影するにも役立ちます。

設定画面からON、OFFがすぐに切り替えられるので有効に使ってみたい機能のひとつですね。撮影機材の専門店

楽しみながら勉強

現在では個人から企業まで、用途は様々ですが写真画像を素材としてオンラインで購入することも定着してきましたね。
それぞれのオンライン販売する写真画像代理店では、季節に合わせたテーマや、新作画像、時事ネタなど購入者が選びやすく、そして選択肢も豊富に取り揃えています。
著作権使用権利などにも関係してくるため、背景に特定の宣伝広告、文字、ロゴなどがないことや、被写体の肖像権などにも詳細な配慮があるため、厳選された写真を見て購入することができるわけです。

ここで利用できるのは、購入者としてだけではなく、実際に撮影する際には同じテーマのものや商品カテゴリーを参考にみることもできるということです。
広告、宣伝写真としてすでに成り立つ画像が、どのようなライティング、どのような構図で撮られているのかなどです。もちろん模倣という意味ではなく、前回にもお話しした通り、何気なく町で目にしている広告などを撮影者の視点で見ることにより、日常から撮影方法をイメージするのに役立つということです。

各国によって好まれるライティングや、色調、モデルの好みなどは違いますが、それゆえにいろいろな国籍のフォトグラファーが撮影している画像はチェックする価値ありですよ!撮影照明を新宿ショールームで

色かぶり2

それではPhotoshopを使って色かぶり除去をしてみましょう。
Photoshopでも「イメージ」メニューから「自動カラー補正」を選択して簡単に色かぶれが補正できます。
それよりも厳密に編集したい時は、次のように順を追います。
色かぶりは通常ハイライト部分に影響が大きく出てきます。そのために写真の中で一番明るい部分、一番暗い部分、そして中間色部分を選んで調整していきます。
色調補正パネルのトーンカーブから、白色点のスポイトを選択し、画面上で一番明るい部分をクリック。
次に黒点のスポイトで、画面の一番暗い部分をクリック。
そして最終的にクレー点スポイトで画面の中間の明るさと思われる部分をクリックします。実はこの点が一番難しく、グレーの中間部分によって微妙な色調が変わってきます。いろいろな点を試しながらクリックして実際の色調に近いものを選んできましょう。

ここで大切なのは、一度クリックして「ちょっと違うな」と思ったらそのままクリックを続けずに、いったん訂正して元に戻ってもう一度試しましょう。Macユーザーは⌘Zで訂正できます。

この色かぶり補正の過程は、色かぶりだけでなく色調整全般の補正ができるので、ああ、この色調が出したかった!と納得の編集にも大活躍です。撮影照明機材を販売中

おもしろUSB

デザインや、容量など日々変化を見せるUSBフラッシュメモリ。
最近では単なる事務的なペンドライブ型だけではなく、変わりデザインのUSBフラッシュメモリをみかけます。
先日調べものをして目にしたのが、一眼レフカメラ型のUBSフラッシュメモリ!
形はリアルな一眼レフカメラで、レンズ部分がUSBメモリ本体になってるんです。
まるでレンズをボディからつけはずしするように使用できます。
メモリの容量は4GBなので、普段使いから、大容量の写真にも対応!一眼レフカメラボディ部分のホルダー部分にストラップをつけて首からつるしたら、まるで本当にミニ一眼レフカメラみたいで、遊びこころあふれます。
カメラファンにも、ちょっとしたプレゼントにもこういった、おもしろUSBはいかがですか?撮影照明の専門店

迷う縦位置、横位置

同じ被写体、同じ風景、同じ照明でも写真で見る縦写真とと横写真では随分印象が違うことを気づいてらっしゃるでしょうか。

例えばファッション関係のモード系写真の場合、媒体が雑誌などでは大体が縦位置で撮影されることが多くなります。インテリア、料理写真などではそれぞれその被写体によって変わっていきますね。風景写真でも横位置が多そうですが、パースペクティブをうまく見せたい場合には縦位置の方が適している場合もあります。

ブツ撮りではいかがでしょう?
構図、被写体の形、数、角度にもよりますが、いったん構図と照明が決まったら、縦位置と横位置どちらも撮影してみるといいでしょう。
目で見ているのと、写真の画像としてみるのでは印象も変わってきます。撮影した画像を見て、この被写体にはどの位置で撮影した方がより適しているのかが判断できるでしょう。柔らかい表情、インパクトのある強い写真、マテリアルの質感など、表現したい方法は様々。縦位置、横位置を意識してみてみてください。撮影器材の専門店

色かぶり

色かぶりとは?
これはフィルム撮影でもデジタル撮影でもあらわれる現象ですが、光源の影響によって写真が特定の色に偏っている状態をいいます。
肉眼では普通に見えても、いったん写真となると全体的に緑色や赤色におおわれているようなことがありませんか?それは例えばヒトの目には白色に見える蛍光灯には緑色の成分があり、カメラのホワイトバランス設定が適切でないとその緑色が写真の中に反映されてしまうといったことが原因です。
さて、ではどのようにしたらこの色かぶりを避けられるのでしょう。

デジタルカメラには色補正機能があるため、撮影時にはホワイトバランスの設定をまず確認したいですね。マニュアル設定のホワイトバランスが難易だったり、時間がない場合には少なくとも光源が蛍光灯、白熱電灯、自然光のどちらかに合った撮影モードに切り替えることがまず大切です。

それ以外に、撮影後の色かぶり除去には写真加工ソフトなどの「自動補正モード」といった機能を活用すると簡単に緩和できます。またもちろんPhotoshopを使用してキレイに編集できますが、それは次回に話しましょう。ホワイトバランス

ハイライト

写真撮影の照明というものは本当に奥深いもので、被写体、かたち、環境、撮影テーマ、マテリアルなどそれぞれ変わるたびに照明セッティングも変わってくるものです。
だからこそ面白いのかもしれませんが!

さて、今回はハイライトについて考えてみましょう。
前回ポートレートを撮る際に人物の表情を活き活きと、かつ躍動感を演出するために効果的な「キャッチアイ」というテクニックをお話ししました。それはブツ撮りでもおなじ。適切な照明セッティングで撮影しても何か物足りない時があります。ディフューザーやレフ板を使うことによって柔らかい光を得ても、柔らかな光だからこそ素材感、つまり質感があらわれないことがあります。
そこで前述したようにキャッチアイのように、ハイライトを使います。

光沢感があり、光が写り込んでしまうような被写体にはディフューザーや間接照明を使うことをお話していたことと反対にもなりますが、被写体のマテリアルや形状によっては例えば真横、天光の照明によってピンポイントでハイライトが入ることによって、素材感がグッと引き立つことがあります。

メインライティングから、背景、露出などいろいろな要素が関わるのでなかなか難解なテクニックですが、モノにも「キャッチアイ」を!撮影機材のショールーム新宿にOPEN

窓際撮影

自然光で写真撮影をされたい方には、この季節ちょうどいいのではないでしょうか。ロケ撮影でも日中は避けて朝方か夕方をお勧めしますが、この季節では日中でもバリバリとコントラストの激しい光はなく、柔らかくなったような気がします。

さて、室内撮影でも自然光で撮りたい、という方にとっても絶好な時期でしょう。
よく使われる窓際での撮影を見てみましょう。実際には直接光が入る南側の窓は避け、色調が安定している北側の窓際がペストポジションとされています。適切な自然光を得られるのは時間が限られますが、できれば北側の窓がおすすめです。

それでは南側の窓際では?
よく日光が入る南側の窓際では、その光を効果的に利用して撮影を試みましょう。まず、窓側を背景して撮影すればもちろん逆光になります。そこで窓の前に被写体を置いたら、窓と平行になる位置にカメラを置いて撮影しましょう。つまり窓、被写体、カメラがちょうど90°の角度になるように位置します。もちろんここでは意図がない限り直射日光では撮影は避けます。光が入り込んで、室内に光が充満している空間を上手に利用したいですね。被写体を挟んで窓の反対側にレフ板を置くとさらに効果的ですよ!撮影照明の専門店

白い背景

明るい、清潔感などといったいったイメージから白を背景とした写真撮影が多いかと思います。布や背景紙、アクリル板など素材もそれぞれ。イメージに近いマテリアルを選択したいものですね。
さて、この白い背景。これ以上明るいもの色がないために、被写体の色や素材によっては注意も必要です。なぜなら背景が白いことによって、商品を目だたせることがある一方、ベッタリとした立体感があまり引き立たない写真になってしまったり、商品が明るい色の場合には背景との色が混ざってしまう場合もあるからです。

撮影時に白い背景を使用する場合には、カメラのホワイトバランスをマニュアルで設定したり、撮影後の編集で明るさやコントラストを調整するときれいな白い背景ができるでしょう。
また、その反対に、商品が明るい色の場合には、背景をグレーや白からダークグレーのグラデーションペーパーなどで、暗めの色を背景に持ってくるとその商品の明るさが強調され見栄えが良くなることもあります。

さらに、商品の特徴によっては、横からのライティングを強めにして、わざと影をつける方法があります。これはまるで朝日の光のような演出効果があり、コスメティックやバス商品、テーブルウエアの商品などにも使われる照明です。背景と合わせて組み合わせていきたいですね。スタジオ設営の専門店

角度がカギ

コントラストを強めたり、反射を取り除いたりできるPLフィルターについてお話ししましたね。手軽で便利なアイテムは撮影がスムーズに運ぶので取り入れていきたいですね。さらに、その原理も知っておくとアイテムがなくとも撮影の際のトラブル解決に繋がります。

さてコントラストや彩度の効果を得られるのは角度がひとつのカギになります。屋外でのロケ撮影では、太陽とカメラ、そして被写体の角度がちょうど90°になる位置で撮影すると最も効果を得られます。つまり太陽が真上にある場合には被写体に対してカメラは水平の高さで撮影するということです。

さらに、反射にも角度がカギになっているのです!
被写体に対してカメラの構える位置を30°から40°に設置すると反射率を抑えられます。
フィルターとともにこの角度の「カギ」をヒントに撮影してみてください。
ちなみにPLフィルターによって露出アンダー気味になるので、露出設定にもご注意を!撮影機材のレンタル