前回では雪の白さに注目して、露出設定についてお話ししましたが、今回は雪をテーマにもうひとつ。
雨とは違った、ひらりと舞うように降る雪を撮影してみましょう。
雪がまるで粒のようになってフワリ、フワリと舞う写真を目にしたことはないでしょうか。
一体あのような幻想的な写真はどのようにしたらいいのでしょう。
答えは意外に簡単。
雪の粒が止まったように写すということは、速いシャッタースピードで撮影するということです。それに必要なのは第一に三脚、そして開放気味のF値、そして速いシャッタースピードです。
絞りのF値は好みがあるでしょうが、あまり絞りすぎるとふんわりと舞う雪の粒にピントが合ってしまうと幻想感が損なわれるため、開放気味にするとよいでしょう。
そしてシャッタースピードが速いために、ISOを上げたくなりますが、なるべく100から200で撮影したいものです。なぜなら細かなディテイルが必要な写真のため、ISOのくっきりとしたレベルを保ちたいためです。
反対に言えば、もっと幻想的にするためにISOを高めに設定して絵画的にするのも効果的と言えるでしょう。
ちなみに降りしきる雪の状態であれば、シャッタースピードを反対に遅くすると、吹雪いている感じが表現できるというわけです。撮影照明,新宿西口ライトグラフィカ