利き目

カメラの構え方でお話した、利き目についてみていきましょう。
普段私たちは視界を2つの目でみています。
ただ、利き腕と同様に、利き目というものもあります。
さて、その利き目をどうやって判断するか。
目の前に指で丸をつくってください。その丸の中にひとつ被写体を入れてみてください。例えばドアのノブ、時計の針、ボトルの口などなど。
丸の中に被写体を入れたままで、今度は左目、右目交互に閉じてひとつずつの目で見てみましょう。一方は被写体はそのまま丸の中に、もう一方は被写体は丸の中から外れてしまいます。

そう、この方法で、指の丸の中に被写体が収まったまま見える目が利き目ということになります。

ご自分の利き目を理解することも、カメラを構える、写真撮影を行うという行為に影響していきます。

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カメラの構え方

しっかりカメラを固定した姿勢は、写真撮影のベーシック要素のひとつですね。
ただ構え方、もち方、撮り方などには癖がそれぞれあり、意外にこのカメラの構え方ひとつで損をすることもあります。

三脚を使わずに撮影する際には、カメラを構えた撮影者自身が三脚の役割と想像すると分かりやすいでしょう。
つまり構えが甘い場合、容易く手ぶれなのどの原因になってしまうのです

基本の構え方は、ファインダーを覗いた位置に固定した両脇を軽く締めてカメラを支えます。その際に左手ではしっかりボディーの底またはレンズを手のひらで支えるようにもちます。両脇が開いているとシャッターを押す際に手ぶれが生じることがあります。

さて、カメラを構える際に、ファインダーはどちらの目で見ていますか?
左目?右目?
よく言われることは右目でファインダーをみて、左目で実際に肉眼で被写体をみるようにということ。左目でファインダーを見て撮影すると、シャッターボタンを押す右手で前方が塞がれて被写体が見えないからです。
ただ、これはどちらの目が利き目か、ということも問題になります。
それはまた次回にお話ししましょう。

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フォーカスロック

気軽に写真撮影を楽しむ際に、オートフォーカスを活用される方も多いはず。マニュアルで焦点を合わせるのではないので、シャッターチャンス、構図のとり方に集中して撮影することができます。

ただ、このとっても便利なオートフォーカス、文字通り自動焦点機能ですが、被写体も背景も同じような色だったり、前後の距離をうまくとらえられないと、焦点を当てたいポイントにうまくピントが合わないことがありませんか?

そんな時にさらに便利な機能が、フォーカスロック。
マニュアルでピントを合わせる作業はありませんが、ピントを合わせたい場所に被写体を合わせて、シャッターボタンを半押しにすることで、ピントを固定します。
そのままの状態で、ファインダーをみながら撮影したい構図に変えて、シャッターを押す。

シャッターを半押しにして、カメラの位置を動かして撮影、というと一見テクニックが必要に思えるかもしれませんが、しっかりカメラを固定できる姿勢で、自分自身を軸に、カメラのみを手首で方向を変えるようにすると案外シンプルです。
はじめにピントを合わせるので、撮影後に、ピントが甘かった、、ということを防げます。
カメラの設定によりますが、フォーカスロック機能を活用する際には、半押しするとカメラのビープ音が鳴り、フォーカスロックしたことを知らせてくれます。
こういった、小さな機能を普段から取り入れると、スナップからブログ撮影などがより楽しくなりそうです。

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マクロ応用

植物や昆虫、虫類などを主に撮影する知人のフォトグラファーがいます。
生きているものの刻々と変わる動きや、季節によって放たれる違った光を丁寧に観察して撮影された写真には、ひとを惹きつけるものがあります。

さて、マクロ撮影は絶妙なボケとともにひとつの被写体を強調しながら表現できる技術のひとつですね。この撮影方法にこればこるほどツボにはまる人もいれば、一方、似通ったアプローチのためすぐに飽きてしまう人もいるでしょう。

ただ、マクロ撮影に精通したひとに言わせると、応用撮影もあるとのこと。
それは、ヨリで撮るマクロ撮影なのに、ひいて撮るとのこと。
つまり被写体に近寄りすぎず、一歩下がったところで被写体を撮影するというのです。
これによってさらに美しい背景のボケと、被写体のピントの合い加減が相乗効果を生むそうです。なるほど、押して駄目ならひいてみる、とでもいいましょうか。

何事も基礎をマスターしたあとには、マニュアル道理に撮影するのではなく、その先の応用編があるというわけですね。

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白飛び

写真撮影した後にモニターでチェックしてOKだったとしても、後できちんとコンピューターのモニターで見ると白飛びしている部分が気になるっていうことありませんか?
なかなか小さなモニターではチェックしきれないことがありますね。
もちろん撮影の際にはその場でコンピューターチェックをすることもありますが、そうでない場合、どのくらい白飛びを防げるかは撮影現場によるところです。

さて、そんな白飛び防止のために、白飛び警告またはハイライト警告という機能があります。
テスト撮影した後にこの機能をみると、白く飛んでしまった画像がマーキングされて浮かび上がります。

小さなモニターではチェックしきれないことも、デジタル上の情報データー上できちんと警告してくれるんですね。
ちょっとした機能ですが、後々のポストプロダクションを考えるととっても有効な機能です。是非普段から常に使ってみたいですね。

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イコライズ

ヒストグラムの役割を理解すれば、イコライズという機能も有効に使えることでしょう。

イコライズとは写真画像の一番暗い部分を黒、一番明るい部分を白として、ヒストグラムの山を均等化するものです。ヒストグラムそのものはピークの山谷がなく全体的に平坦な一律のグラフのようになります。これによってコントラストを修正してくれるのです。
イコライズという言葉そのもの平均化するという意味があります。

つまり、露出アンダー気味の写真もイコライズを活用するだけで、適切なコントラスト、露出の写真に近づけることができます。
なにかの際に間違って撮影してしまった写真も、こういった機能を活用することで可能性を得られるということです。
デジタルカメラでの撮影で享受できる利点のひとつですね。

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冷却CCDカメラ

これは筆者も明るくない分野のお話です。
冷却CCDカメラというもの。実は何かの探し物をネット上でしている時に、非常に価格の高いカメラ冷却器というのにあたりました。
確かにコンピューターと同様、カメラも撮影を続けていると熱を発し、機種によってはフリーズするものもあります。
しかし、いくら何でも冷却器にしては値段が高すぎる、と思っていたところ、冷却CCDカメラ用ということが分かりました。
天体観測写真などでCCDイメージセンサーを低温で動作させて、高感度・低ノイズの映像を得られるというデジタルカメラのひとつのカテゴリーということを。

なるほど、高温になることにノイズが増してしまうそのデメリットを逆手に、そこからトラブルをなくすという技術なんですね。天体観測、記録をされている方にはメジャーなカメラなのかもしれませんが、新しい発見でした。

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年末年始にかけては、クリスマスカードや年賀状まで、ご挨拶やお礼などのグリーティングカードの季節ですね。
カードの素材から、書式、デザイン、カリグラフィーまで送る相手に合わせながら考えたり、逆に受け手の身になって考えることもあるでしょう。
さてそんなグリーティングカードにも写真を使って作成するというのはいかがでしょう?
年始には家族写真やお子さんの写真を年賀状として使うことはよくありますね、言葉にしなくても写真を送ることによって、かえって深く伝わることがあるかもしれません。

その時節のグリーティングカードとしてふさわしい写真を選ぶ、または新たに撮影してもいいですね。縦位置、横位置どちらの写真を選んだり、グリーティングカードらしく言葉を入れる場所の余白(背景)を考えたりと選択肢は狭まりますが、その分思入れのあるオリジナルなグリーティングカードが出来上がります。
くっきりとピントの合った写真はPhotoshopなどでソフトタッチに編集してもいいでしょう。
商品を扱っていたり、仕事に関係している場合には、DMの一段洗練されたグリーティングカードとしても重宝です。
是非この機会に写真とともにご挨拶を。

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CCD

デジタルカメラの仕様、または説明で目にするこの単語、CCD。
CCDとはCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサーといって、個体撮像素子つまりは、半導体素子を指します。
一般には~万画素と表示されるとピンとくることがありますが、実際にはこの撮像素子(さつぞうそし)の数字が大切になります。

何度かお話しした35mmフルサイズの撮像素子の大きさは約36mm×24mm前後。それに対して、少しまえのハイエンドなコンパクトデジタルカメラの撮像素子は6mm×4mmと、数字でみるといかにフルサイズとの差が大きいかが明瞭に分かります。
1/1.8型、と表記されることが多いでしょう。今日でのハイエンド機種は1/1.7型が主流でしょうか。

撮像素子、つまり画質のクオリティーをとるか、携帯性をとるかといったところでしょう。レンズやボディーの大きさの兼ね合いで、現時点ではフルサイズのコンパクトカメラはまだありませんが、もしかしたらそれも時間の問題かもしれません。
でも消費者にとってはカメラの価格も大きな関心点ですが!

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単焦点レンズ

一眼レフカメラ入門の場合、勧められるのは単焦点レンズから。
この理由については何度か触れたと思いますが、ズームレンズと違い、焦点距離がひとつのため、被写体との距離感、構図のとり方が身につくということにあります。またそれだけではなく、単焦点レンズの場合、F値、つまりレンズの明るさが明るいということで、シャッター速度にも大きく影響するためです。

さてこのことは、一眼レフカメラだけでなくコンパクトカメラにも言えること。
進化し続けるコンパクトカメラはいまは携帯性、機能性をも網羅しています。ズームレンズがついているとあらゆる撮影用とに便利だと思いますが、コンパクトカメラにおいても単焦点レンズにこだわるモデルもあります。

そのメリットはやはり、一眼レフカメラと同様のF値の明るさ。
例えばズームレンズの場合は距離をかえるにあたって、F値が変わりその描写にそれぞれ合わせなければならないところ、単焦点レンズの場合は50mmならば50mmに、28mmならば28mmだけに特化すればいいので、表現力がより豊かになるわけです。
実は筆者も単焦点レンズ派。フィルムのコンパクトカメラから単焦点レンズを使っていました。もちろん目的や使い手の好みもいろいろなので、一概におすすめとい分けではないのですけれどね。

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