世界報道写真展

世界最大の写真コンテストとして有名な世界報道写真展。
海外では日本語名がそのまま訳された通りの、ワールド・プレス・フォト(WORLD PRESS PHOTO) の名で知られています。写真の分野は自然、スポーツ、時事問題、芸術と言ったように幅広いのですが、コンテスト名の通り、「報道(プレス)」の写真が多く締めます。
この写真展はアムステルダムを皮切りに、世界を巡回し、
そのため日本でも、そして旅行先の海外で偶然展示期間に遭遇するということもあります。

さて、報道写真が多いということで、写真撮影技術や、ライティングテクニックといったものからは遠いものも多くあります。というのは構図や撮影テクニックよりも、シャッターチャンスとその瞬間の出来事を写しとった作品が多いのです。
中には目を伏せてしまいそうなほどの衝撃的な写真もあります。すばらしい写真の数々の中に、世界中で今この瞬間全く知らないことが行われている、起こっているという事実を知らされ、展示観賞後はなんとも胃が重くなるような感覚が残ることも確かです。

報道のひとつとして世界の出来事を伝えるといった、もうひとつの写真の役割を実感するような展示会です。今年は日本では6月8日から東京を皮切りに五つの都市で巡回されます。
機会がある方は是非「報道」写真にも触れてみてはいかがでしょうか。

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みずみずしさと食欲

「美味しそうな写真」は見ているだけで食欲がわいてきます。
みずみずしい、そんな表現がビッタリの食材や料理の写真は、ブロガーさんを含め料理写真を撮影する人にとっては関心ごとの第一。
スーパーマーケットで美味しそうに見える食材に注目してみましょう。
新鮮でみずみずしさは、定期的に霧吹きがかけられることや、照明によって演出されています。
食材を鮮度よく保つためという実質的な目的からも、水気や温度に気を配っています。それは同時に「みずみずしくみえる」ということにつながります。

つまり写真撮影をする際にも、「美味しそうに見える」ことと、食材の鮮度を保つようにすることによってみずみずしい様子が演出できるということにもなります。
野菜や果物などを撮影する際に霧吹きをかけたりするのも同様のこと。
照明はとても大切なキーポイントですが、熱くなる蛍光灯を長時間照らしては反対の効果をまねいてしまいます。撮影テストと実際の撮影本番のみに照明を設定したり、また室内温度を低めに設定したり、食材を氷水につけてシャキッとさせたりなど、小さな工夫も「みずみずしさ」を活かせます。

生活のちょっとしたヒントからも写真撮影への知恵や工夫がうまれてきます。

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