今年も紅葉の季節がやってきました。
本当に心が洗われるような美しさがありますよね。
都内で最も有名な紅葉スポットのひとつに、神宮外苑イチョウ並木があげられます。
約300m続く街道の両側には、146本ものイチョウが立ち並んでいます。
このイチョウたちは、奥に立つ聖徳記念絵画館との景観美を計算し、青山通り口から
樹高の高い順に植えられているのです。
そうすることで遠近感が強調され、まるで絵画のように美しい光景が。
映画やドラマにも度々登場するので、行ったことはなくてもテレビなんかで観たこと
がある人も多いのではないでしょうか。
紅葉シーズン中は「いちょう祭り」が開催されていて、噴水を中心に周辺に屋台が並
び、かなりの人で賑わいます。
美しいものほど写真が映えるのですが、紅葉はちょっとコツがいるんですね。
特にイチョウのような黄色い葉は、のっぺりと立体感のない写真になりやすいんで
す。
夕方のような光が斜めからさすような時間帯を狙い、光と影で立体感を演出し、ホワ
イトバランス「曇天」に設定すると、色が濃く強調されます。
また、プラス補正で明るく撮るとイチョウらしい写真が撮ることができますよ。
季節の自然を被写体にするのは、難しいですけど気持ち良いものですね。