ガーリーフォトブームから20年

AERAの表紙撮影のバトンタッチの件でも話題に取り上げた蜷川実花さんですが、当時ガーリーフォトブームのおひとりでした。
ふと、当時のブームメントの代表的な存在だったHIROMIXはいまはどのような活動をしているのだろうかと思ったところ、昨年2015年は写真家デビュー20年を迎えて、撮りおろし写真とともにインタビュー記事がありました。
HIROMIXという字面を耳にするだけで、あの幾つかの自撮りのポートレートが思い浮かべられるほど、爆発的な勢いとともに脚光を浴びました。その写真集「HIROMIX」は世界で32カ国同時発売されたそうです。
20年を経て、インタビュー記事内では当時の記憶から現在の写真論、そして写真そのものの社会での位置付けなど非常に興味深い視点で語られています。HIROMIXだからこそ言えること、感じたことが写真家でもなくアーティストでもなく、HIROMIXとして語られています。
代表的なガーリーフォトブームの写真家といえば、2001年に前述の二人に加え、とともに木村伊兵衛写真賞を同時受賞している長島有里枝さんの三人です。。ガーリーフォトという言葉自体が写真家を始め評論家などからも批判的な捉え方をされたりしましたが、こちらの代表的な写真家それぞれみても、もともと自身が持っているアイデンティティーとオリジナリティーとで、一世を風靡したのみならずいまも一線で活躍しています。

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『貧乏ゆすり発電』

4月からの電力自由化。
私達はどこから電気を買うのかを自由に選べるようになります。

同時に電気を作ることに多くの人が興味を持っています。
自家発電でエコに生活したい。
けど太陽光発電は高いし、自転車をこいで発電するのも疲れます。
もっと、普段の無駄なエネルギーを活用できれば一石二鳥。

そこで、貧乏ゆすりで発電するという、目からウロコなアイデア。

Nathalie Teugels氏が発明した「MOOV」は、座る人自身が電気を作ることができるイスです。

座面シートの下には、288個の圧電性結晶が搭載されており、ここに座ってゆらゆらしたり、貧乏ゆすりで刺激を与えることで発電ができるという仕組みになっています。
見た目にもシンプルでクールなデザインで、サイドにある青いバーは肘掛けではなく充電プラグです。
自ら作った電力で、ここにケーブルをさして、スマートフォンを充電することができるというわけです。

現在まだ試作段階ということで、スマートフォンをフル充電するのに、どれだけ貧乏ゆすりすればいいのか、詳細は明らかになっていません。

運動不足でつい貧乏ゆすりをしてしまうデスクワーカーにとっては、ピッタリのイスですね。

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デザイナーと写真家

今年のカンヌ映画祭では、映画監督川瀬直美さんががYOHJI YAMAMOTOを着る、そしてその写真を撮影するのがレスリー・キー、というここでもヨウジヤマモトとレスリー・キーのコラボレーションが映えています。
昨年、ヨウジヤマモトのコンセプトショップ「グランド ワイ(Grand Y)」のヴィジュアルフォトに起用されたのが俳優の村上淳と村上虹郎、そしてアーシストの花世と点子の二組の親子でした。
思わず、おお、と唸りそうなほどかっこいいそのヴィジュアルは、写真撮影はレスリー・キー。
レスリー・キーのヨウジヤマモトへのリスペクトは広く知られていて、すでに多くのシューティングプロジェクトを手がけていて、デザイナーとの絆もしっかり結ばれています。
ブランドイメージには影響大な広告写真は、ブランドに影響するというよりも広告写真そのものがブランドイメージにつながると言っていいでしょう。
そのくらい大切なブランドのヴィジュアルで、昨年のこの二組の親子のキャスティングは絶妙です。
例えばユニクロのヴィジュアルキャスティングもとても興味深く、手がけている人を見ても宣伝というより作品と言ってしまいたいほど。ユニクロが手軽だから流行る、というわけではないんですね、やはり広告がかっこいい企業イメージ、ブランドイメージを作ってるんですね、だからこそ企業は広告に費用をかける。
そして、そこにどの写真家を起用するかもアートディレクター、プロデューサーの手腕の見せ所です。

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柴犬有名ブログ

先日なにかのきっかけにたどり着いたこちらのブログ:「Maru in Michigan」。
アメリカミシガン州に住む柴犬の「Maru」を中心に、日本人の筆者の方とアメリカ人のご主人、そして5歳の男の子の家族の暮らしぶりが明るいトーンの写真の数々とともに綴られているブログです。
実はこのブログ、愛犬家の中では有名なブログらしいのです。もしかしたらこちらを読まれている方の中でも、ああ、あのブログね、と思われた方がいらっしゃるかもしれません。
柴犬好きの友人にこのブログの話をしようとすると「あ、ミシガンの」とすぐに伝わったほど。聞けば実家のお母様から教えてもらったそうで、本まで送られてたそうです。
そう、読者の多い有名ブログで、さらに犬のMaruと男の子の表情に癒さられ写真はいまや何冊もの本となり発行されているのです。
インスタグラムでもありましたよね、フレンチブルドックと男の子たちの暮らしぶりが爆発的に人気を呼び、書籍化されました。
いつの時代も「猫派」「犬派」もちろん両方の動物愛好家もいますが、癒されるために見ていたい、手元に置いて何度も見たい写真、というのが動物写真、特に身近な犬や猫の写真というのは多いですよね。本のみならず、カレンダーやダイアリー、ポストカードなどにもなって販売されています。
犬猫の写真がお好きな方、そして犬猫の写真をもっと上手に撮りたいと思っている方にも見る甲斐、読みがいがあるブログかもしれません。

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『Lytro Cinema』

ピントを撮影後に調整できるライトフィールド機能で、一躍有名となったLytro。

このライトフィールド・テクノロジーは高い注目度を浴びましたが、構造上、ライト
フィールドカメラは高解像化が難しいとされていました。
それでも2014年にリリースされた「LYTRO ILLUM」は約400万画素を実現しています。
各メーカーが競って高解像度化・小型化を進める中では一般的には実用性は低く、大
衆向けのアイテムではありませんでしたが、このカメラでなくては撮れない世界があ
り、世界中で人気となったといいます。

そして2016年。
満を持して、Lytroは本格的な映画撮影用の大型カメラ「Lytro Cinema」を発表しま
した。
これにより、映像表現の世界が一新するのではと、またもや世界中で話題となってい
ます。

メインレンズのほかに、複眼的なマイクロレンズを大量に使った約7億5500万ピクセ
ルのセンサーは、被写体から周辺のオブジェクト、背景にいたるまですべての光の要
素をキャプチャできるとのこと。
そして3Dソフトとシームレスに連携し、特定のオブジェクトの上にCGを重ねるといっ
た、現代のSFXには欠かせない技法がカンタンにできるプロカメラなのだそうです。

実写とCGの融合は、今後世界中で、より必要とされるテクニックでしょう。
これを使えば、今までにはない映像表現も可能になると期待されています。
どんな映像作品が出てくるのか楽しみですね。

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『ライカ搭載のスマホ』

ライカが開発に参加したスマホがあるそうです。
中国のファーウェイ社のアンドロイド「P9」がそれです。
背面のカメラレンズのとなりには堂々と「LEICA」の刻印が。
ちなみに日本では未発売品です。

1200万画素のデュアルカメラを搭載していて、RGBセンサーとモノクロームセンサー
の2つを組み合わせることで、明るく鮮明な写真を撮れることをウリとしています。

ライカといえば、言わずと知れたドイツの高品質カメラメーカー。
カメラの作り手としては世界トップの地位を築いています。

さて、実際の撮り心地はいかがなものでしょうか。

参考までに、YouTuberのSuperSafさんが、「P9」とサムスンの「Galaxy S7」、それ
ぞれで撮った写真を比較しています。

プレスリリースによると、P9開発におけるライカの役割は以下の通りです。

色表現/色精度、ホワイトバランス、迷光防止(「ゴースト&フレア効果」)、露出
精度、ダイナミックレンジ、シャープネス、ノイズ特性に関するイメージングクオリ
ティの定義
ライカの長年の光学・信号処理技術を活用した画像データの処理

そしてこのスマホの「ライカ感」があふれる部分は、撮影モードとして「モノクロ」
モードがあるところや、カラーの「フィルムモード」として「Standard(標準)」
「Vivid(鮮明な色)」「Smooth(ソフトな色)」の3つのモードが選べるところ、だ
そうです。
さらにうれしいのはライカっぽいシャッター音が鳴るのだそうです。

ただひとつ、残念なところは、スマホ自体のデザインがとっても「iPhone 6s」っぽ
いんですよね。「plus」もあるし。。。

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チャリティー写真展

山口県宇部市にある「山本写真機店」で熊本大分地震のチャリティー写真展が行われているそうです。一言でチャリティー写真展といっても、その参加写真家の顔ぶれがすごい。
浅田政志さんに、在本彌生さん、そしてハービー・山口さんなどなど。
開催するのは街の写真屋さんと称す、写真店「山本写真機店」さん。
原点回帰という街の写真屋さんとしてのコンセプトにも、そしてリニューアルしたというそのお店の佇まいにも惹かれます。
何と言っても、街の写真屋さんが声をかけて縁のあるそれらの写真家たちが賛同してチャリティー写真展を開催するというところがすごい。
作家のプリントの売上金全てを震災の支援金とするとのことです。
ああ、是非行って写真展を見てみたいし、できればプリントも購入して支援に参加したい、でも開催地が遠い。と思っている方、朗報です。
なんとオンライン購入も可能で、写真店のオンラインサイトに特設ページがあります。
こんな写真屋さん、自分の住んでいる街にあったら是非行ってみたいですよね。
写真展は、熊本大分大震災チャリティー写真展「Ima / COLOR」というなんともニクいタイトルで開催は5月22日までです。

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『皮膚に貼れる有機LEDディスプレイ』

以前、手術をして皮膚の下に照明を埋め込んだというクレイジーなバイオハッカーを
紹介しましたが、そんな痛い思いをする必要が無くなっちゃいました。

東大の研究グループが、身体に貼り付けられるほど薄くてフレキシブルな有機LED
(有機発光ダイオード)ディスプレイを開発したのです。

高分子フィルムの上に有機LEDを作り、水や酸素を通しにくい保護膜で覆うことで空
気中でも安定して発光できるようになったうえに、なんと、全体の厚さはたった3マ
イクロメートル。
どのくらい薄いのかというと、普通のラップは約10マイクロメートルなので、ラップ
の3分の1以下の薄さということなんです。

また、血中酸素濃度や脈拍数の計測にも成功したとのこと。
あまり装着感はないそうで、伸ばしたり曲げたり、クチャクチャに丸めても光りま
す。

今回の研究結果を組み合わせれば、貼るだけで血中酸素濃度や脈拍数をモニタリング
して、皮膚のディスプレイ上にヘルスケア情報を表示できるようになります。
そうすると、医療、福祉、スポーツ、ファッションなどなど、多方面への応用が期待
できますね。

たとえば、原宿なんかで服とコーディネートして皮膚を光らせるファッションをした
り、東京オリンピックでスポーツ応援のペインティングなど、いろいろに応用可能で
す。

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『人工知能による画像認識』

最近、人工知能が発達しすぎて人間の働き口が減るとのニュースがありましたね。
例えば写真を撮ったときの顔認識や人物認識などの昨日も人工知能によるもの。
こういった画像認識機能はすでにかなり高度なのですが、なお日進月歩の進化をして
いるようです。
その一例として、新たに公開された、画像に何が写っているか識別するサイトを紹介
します。

つまり、「これ何の写真?」って人工知能に聞いてみるサイト。ですね。

こちらのサイトでは、ユーザーが画像をドロップすると、そこに何が写っているかを
数秒で答えてくれます。
当然ですがやればやるほど、アルゴリズムが学習を続けます。
識別はいくつかのレイヤーで行なわれているみたいで、まず各画素の明るさと色、次
にエッジや影、さらに車輪や目や花びらといった特徴という段階で認識をするように
なっているそうです。

https://www.imageidentify.com

やってみるとちょっと面白くて、わかりやすい画像は結構当たります。
逆にわかりにくい画像のときは変な感じで間違えます。オバカクイズ番組みたいで
す。

ちなみに識別できる対象は、日常生活の中にあるもの1万種類くらいだそうです。
このサイトはパソコンやスマートフォンから見られるだけでなく、コードも公開され
ているので、外部のソフトウェアに埋め込むことも可能だそうです。

ただ、ドロップした画像はサーバ側にサムネイル保存されるそうなので、一応プライ
ベートな写真とかは注意が必要です。

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アラーキーファン必見

毎年このゴールデンウイークの期間に合わせるように、各都市で興味深い展示会が多く開催されますよね。展示会に合わせて旅行先を決める方も多いのではないでしょうか。
さて、ゴールデンウイークを過ぎてからもドドーンと観るべき展示会の予告も次々と目にします。
東京六本木IMA CONCEPT STOREにて5月25日からアラーキーこと荒木経惟氏の個展が開催されます。なんと1971年に私家版として刊行されたあの「センチメンタルな旅」のコンタクトシート全18枚、653カットが公開されるということです!本邦初公開、つまりは全世界初公開ということでしょうか!
これは見ごたえありそうです。
陽子さんを撮影した電車内や旅館先の幾つかのコンタクトシートは公開されていましたが、全コンタクトシートが公開、ちょっと興奮してきます。
展示会会場では荒木経惟写真集アーカイブと銘打って、これまでの膨大な数の荒木氏の写真集の数々のなかで、今では入手困難なものも含めてを展示販売されるとのこと。
さらにアラーキー三昧の企画で、同ビル内にあるタカ・イシイギャラリーにて荒木氏最新作店の「写狂老人A76齢」展と同時開催とのこと。
じっくりアラーキーワールダに浸れる一日になりそうです。

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