花はもともとが美しいものですが、それを写真に撮るのはなかなかに難しいものですよね。といいますのも、花を見てきれいだなと感動するのは必ずしも同じ理由とは限らないからです。その花の色なのか、形なのか、朽ちている雰囲気が良いのか、厳しい環境にいる姿が美しいのか、いろいろな可能性が考えられます。また、構図を変えることで図鑑のような写真にも、おしゃれな写真にもどのようにもアレンジすることができるのです。
ですから花の写真を撮るときは自分がどういった写真を撮りたいのかをはじめにはっきりさせたほうがよいでしょう。そしてその写真を撮るためにはどういった方法を使えば良いのかを考えるのです。
通常、花は人の目の高さよりも下にあります。ですからそのアングルで見ていることが多いのと同時に花の写真としても一番多いものです。その際には背景に入り込むものに注意をするといいでしょう。またはあえて低い位置にある花をローアングルで狙ってみるのも手です。普段は見慣れていない光景なので、それだけで新鮮さが得られる可能性がありますね。この場合には背景に空や照明が入ることが多いので、花が暗くなりがちです。露出補正やレフをつかって対応しましょう。
花を印象的に見せるためには花自体だけではなくて、背景が大事です。花の綺麗さを引き立てたり、状況を説明したりする大事な要素です。
あかるい空を活用する、背景にいろいろな色の紙を置いてみる、花にできるだけ近づいて、背景との距離の比率を極端に大きくしてみる、などなどいろいろな実験をしつつ、背景と花の両方に気を配りつつ撮影をしてみてください!
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