LED撮影照明のおすすめ

消費電力少なくて、寿命が長いというメリットを持つLED照明。

数年前までは発光部面がさほど広くなく、補助照明として主に使われていたかもしれません。

商品を直接照らすメインライトとしてではなく、サブライトとしての役割ですね。

LED照明のさらにメリットとしては紫外線や熱射線が出ないため、直接商品を照らしても熱をほとんど生じないということから、長い撮影時間の間にも商品を傷めるといったことも避けられます。

この点もLED照明が広く普及した要因になったといっていいでしょう。

商品が食品や生ものといった熱で変化が出るものだけでなく、ポートレート撮影でモデルへの照明による温度変化もありません。そのためメイクのやり直しといった心配も少なくなりました。

これだけ利点があるLED照明、先ほども触れましたが、以前は持ち運びに便利な小型タイプが主流でした。しかし今日、メインライトとしてLED照明を有効に活用できる大型タイプもあります。

ライトスタンドに設置して組み合わせの多灯照明も可能です。

照明機材をお考えの方は、是非お試しを。

撮影機材・LED照明の専門店

『瞳孔は語る』

何気なく撮った写真には、重大な秘密が隠されている場合があります。
SNSには毎日約4千万もの写真がアップロードされているそうです。

例えば顔写真。
その写真に写っている人の眼を拡大してみると、瞳に映っているものが何なのか調べ
ることができるそうなのです。
この技術は犯罪捜査に役立つ可能性があると言います。

イギリスのヨーク大学、ロブ・ジェンキンス博士は、瞳に反射した画像から、その人
物が誰なのかを識別できるか確認するため、顔認識テストを行ないました。
その結果、その人物を知っている場合は、84%もの正解率だったそうです。

この技術があれば、犯罪調査で顔写真を拡大分析することで、他の犯罪グループとの
関連を結びづけたり、特定の場所を割り出せることもできるかもしれないですね。
特に人質にとらわれている被害者を撮った写真などは、決定的な証拠が映し出されて
いるかもしれません。
もし被害者の瞳に人物が映ってれば、その人物を割り出すことが可能となってきま
す。

ジェンキンス博士は、ハッセルブラッド社の3900万画素高画質カメラを使って研究し
ていますが、顔を判別するのに切り取った顔写真は、必ずしも高画質である必要はな
いと言います。

高画質な画像を得るよりも、その写っている顔を良く知っている人、つまり最適な観
測者を見つける方が重要となるのだそうです。
一般的なカメラの写真でも、瞳に写ったものは識別可能なのです。
隠したいことがある場合は、注意が必要ですね(笑)

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『ブルーアワー』

日の出後の約1時間と、日没前の約1時間、1日に二度、太陽がぼんやりとした黄金の
色彩を風景に投げかけます。
その時間帯は「マジックアワー」(あるいは「ゴールデンアワー」)と呼ばれていま
す。
柔らかな光を浴びて、まるで魔法のように、世界がいつもより美しく見えるのです。

しかし時折、気象条件がよく、空が澄んでいると、フォトグラファーは、マジックア
ワーをも超える「ブルーアワー」に遭遇するという幸運に恵まれます。
日の出直前か、日没直後のほんの30分ほどのわずかな時間、世界が溢れるばかりの、
現実離れした美しい青い陰影で満たされます。

フランスのフォトグラファー、ロマン・ジャケ・ラグレズがカメラに写すのは、香港
が魔法にかかるその30分間です。
香港のブルーアワーは、街中が柔らかく美しい青い光で満たされ、街明かりの暖色と
美しいコントラストがつくりあげられます。

滅多に見られないうえに、現れる時間が短いので、撮影するのは難しいのですが、そ
の分見られたときの満足感も大きいものです。

ロマン・ジャケ・ラグレズは、現在取り組んでいる作品シリーズとその写真集「The
Blue Moment」で、この光の効果を最大限に引き出しています。

http://www.rjl-art.com/

青色が魔法のように街を包みこむ様子を見事にとらえていて、とても美しい写真で
す。
これまで数え切れないほどの写真で被写体となってきた香港ですが、また新しい表情
を見ることが出来ました。

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カメラの黒

暑い夏、太陽光の下に駐車していた車のハンドルって、しばらく触れませんよね。
それと同じように、スナップ写真や炎天下でしばらくカメラを肩にかけて歩いているだけでも、いざ写真を撮ろうとするとカメラ自体が熱くなっているっていうこともあります。
そんな時、不意になぜ白いカメラがないんだろう。なんて思ったことありませんか?
昨今はコンパクトカメラなどでは色とりどりなカラフルなカメラを見かけますが、従来カメラといえば黒。それには理由があります。
黒は光を吸収するので、撮影する際に被写体に対し光を反射させない、ということです。
そのほかにも、報道カメラマン、戦場カメラマンがシルバー部分の反射によって目立つことを避けるため、なんていうエピソードもありますね。
また、オーディオ機器のように「高級感」を保つために「黒」だ、という見解もありますが、スタジオカメラマンとしての機材であるカメラ、そして三脚や照明機器などは撮影時に撮影機器が邪魔をしないために黒、というには実践的に意味をなしています。
以前触れたことがあるかもしれませんが、撮影時は黒い服を着るというカメラマン、アシスタントは少なくありません。服によって反射があるわけではありませんが、露出をはかる際に妨げにならないように、さらに撮影するものが目立たないようにという配慮からです。
もうひとつ、カメラが黒という理由に「他の色では売れないから」というのもあるそうですよ!
でも最近はカスタマイズで色を変えるというサービスもあるようで、撮影物に影響がない場合ならば、愛着が持てる好きなカラーがいいですね。

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瞳孔は露出

写真撮影は「文系」「理系」のどちらかと言えば「理系」と言われがちです。
メカニズムを理解するためには「露出」「絞り」「F値」などと、数値が重要になり、さらにそれらが関連しているからです。
慣れてしまえば、撮影しながら手が勝手に動いてくれますが、頭で理解しようとすると混乱することもありますよね。
しかし!動物好きな方には、このカメラのメカニズムが動物を通してよくわかります。
それは動物の目を観察すること。身近な素晴らしいモデルは猫です。
愛猫がいる方なら顕著に気付かれるはず。猫の表情は昼夜ずいぶん変わります。
それは「目」が違うから。
太陽光が十分ある日中には、猫の目は黒目が小さく、きりっとしています。一方暗くなると黒目が大きくまん丸な目になります。
その黒い部分が瞳孔です。光量を調整する部分、つまりは明るい時には瞳孔を閉じ、暗い部分では瞳孔を開く、それがカメラでいう「絞り」です。
この「絞り」の作業自体が露出であり、ちょうどいい光量を設定をすることによって適切な露出を保てるのです。
私たちヒトの目も、もちろん同じ役割をしているのですが、猫の目のように瞳孔の動きが見えやすいわけではないので普段なかなか気づかないのですが、自動的に瞳孔が調整してくれる自然のシステムってすごいですよね。

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『写真撮影減殺効果』

アメリカの心理学者、リンダ・ヘンケル氏の研究によると、写真を撮ることで記憶に
とどめようとしても、むしろそれが逆効果になってしまうケースがあるのだそうで
す。
つまり、写真を撮ること自体が目的となってしまい、実際に体験したことが記憶に残
らないというのです。

ヘンケル氏の研究チームは、博物館の見学ツアーに学生を参加させて、写真を撮りな
がら見学する学生と、ただ単に見学だけをする学生に分けて、いくつかの展示品を覚
えておくよう、指示を与えました。

結果、写真を撮影していた学生の方が、見学だけしていた学生に比べて、展示品につ
いての記憶が正確さを欠いていたそうです。

ヘンケル氏はこの現象を「写真撮影減殺効果」と名付けました。

ヘンケル氏によると、出来事や対象物をカメラで撮ることは、記憶力を技術に頼って
いる為、積極的に覚えようという意識が低く、マイナスの効果を与えかねないとのこ
とです。

そしてこの実験ではさらに、撮影と記憶に関する別の発見もありました。

展示品を撮影した学生のうち、被写体をズームアップして撮影した学生は、ズームし
た部分だけではなく、写真のフレームにおさまらない他の部分についての記憶も残っ
ていたそうです。
ズームをした場合、さっきの結果とは逆の結果になったわけですね。

これは、写真を撮る行為というのは、ズームしたりしてじっくり撮った場合は記憶の
助けになるのですが、無意識的に過剰に撮影すると、鑑賞がおろそかになるから、だ
そうなのです。

記録でなく記憶にとどめるには、とりあえずシャッターを押しまくるよりも、対象を
しっかりと目で見てから、というわけですね。

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水中カメラ

夏本番。
水辺でのレジャーも多い機会ですよね。これまでトライしたことのない水中カメラに興味があり、最近の水中カメラについてみてみました。
こちらをお読みの方の中には、地上よりも水中での撮影が多いよ、なんて方もいらっしゃるかもしれません。今、水中カメラの技術と性能、コスパのよさが素晴らしいんですね。

人気の水中カメラを調べてみると「水中」というよりは「防水」カメラというカテゴリーなのでしょうか。もうそれは「水中」のみならず、温度、標高、水深、緯度といったアクティブな環境の中での撮影にも耐えうる機能性を備えたカメラになっていて、単なる「水中」で使用できるだけではないということですね。

用途、価格によっても多様ですが、オリンパスの Toughシリーズと、リコーのWGシリーズが人気機種のようです。
機種名がTough(タフ)というほど、安心してどこでも連れて行けそうなカメラがオリンパスのカメラは、水深15mの防水、高さ2,1mからの落下テストをクリア、耐低温-10度、100kgf(100kg重)の耐荷重ときています。それでいてF2.0の高性能レンズを搭載して、シャッター速度を速くして撮影可能になっています。スキューバダイビングなどの撮影も躊躇なく出来そうですね。

一方、リコーのWGシリーズ、WG-60の仕様は、水深14m、耐衝撃1,6m、耐低温と耐荷重はToughシリーズと同じです。F3.5ですが、レンズの円周上に6灯のLEDが装備され、マクロ撮影が気軽に美しく撮影できる「デジタル顕微鏡モード」機能があります。これはお子さんも喜ぶ機能でしょう。

技術の進化で高性能なカメラが並びますが、富士フィルムの「写ルンです」にも水中カメラがあるってご存知ですか?防水カバー付きで、水深10mまで撮影可能、そしてお手頃な価格が魅力です。
各メーカー、各モデルに特徴を備え、用途に合わせた水中カメラ。
この夏、水中撮影に挑戦してみたくなります。

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自然写真家の最新写真集

自然写真家、高砂淳二さんの最新写真集が先月発売になりました。
タイトルは「PLANET of WATER」、すべての生命の源でもある水を追いかけた写真集ということで地球上の息を呑むような美しい一瞬を捉えた高砂さんならではの写真集です。
この写真集は、ラジオに高砂さんがゲストで出演されてそのゲストトークで知りました。
パーソナリティーが感想を述べた、水辺に佇むフラミンゴの写真はその姿が水辺に反射して上下対称になっているというくだりを聴いて想像していましたが、実際にその写真(表紙)を目にすると、わああと声があがりそうになりしました。まるで上空に浮かんでいるような光景で、横に並んで佇むフラミンゴとその背景にある空と雲が水辺にまるで鏡で反転したかのように写っているのです。
その撮影の時の話を高砂さんはこう語ります。ボリビアのウユニ塩湖で、遠くからフラミンゴの群れを見つけ、車で500mくらいまで近づき、それから歩きながら最終的には30-40mくらいまで近づいて撮影した。水位が3-4㎝で風もなく水面が揺らいでないまさにプレゼントのような状況で撮影できた一枚だそうです。

高砂さんの言葉をここに記したいと思います。
僕ら人間の体の約2/3は水でできていて、いつも地球の水が入れ替わっています。地球と、そこで暮らす僕ら生き物にとって、地球上の水は自分の体液と同じであり、地球と僕らは一心同体なのだ、ということを、肌で感じていただければ幸いです。(高砂淳二)

海洋プラスチックの問題が頻繁に議論されるようになりましたが、高砂さんが初めてその問題に気づいたのは21年前にクロアシアホウドリ繁殖地で有名なミッドウェー島で雛たちがたくさん死んでいるのを見たのが最初だそうです。親鳥が餌だと思って雛たちに口移しであげていたものがプラスチックで、それで雛たちは餓死して死んでしまうという状況だったそうです。
世界中を周り、人間が居られる極限の厳しい気候の中でも撮影してきた、自然界とそのままの動物たちを捉えてきた高砂さんだからこそ環境問題も文字通り肌に感じているのでしょう。

写真集と同じタイトルで写真展が開催されます。東京の会期は終えましたが7月18日から大阪ニコンTHE GALLERYで開催されます。

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『2万ワットの明るさ』

電球ひとつが60W。
電球10個で600W。

大規模な映画のライティングにでは、20,000Wものハロゲン電球が使われることがあ
るそうです。
日常生活からすれば、そんな莫大な明るさには縁がなさそうですが、もし、それを一
般的な部屋の中で灯してみたらどんな感じになるのか?
そんな実験がYouTubeチャンネル「Photonicinduction」で公開されています。
題して、「20,000 Watt Light Bulb Test」。

まさかのホワイトアウト。
まぶしすぎて何も見えません・・。

ベランダのような場所でも実験をしているみたいですが、夕暮れ時なのに強烈に明る
過ぎて、まるで火事のような明るさに・・・。
威力のほどは結構ですが、いい近所迷惑ですね・・・。

「Photonicinduction」は電気系のクレイジーな実験を行なうチャンネルで、少し前
には「もしも人体に10万ボルトを浴びせたら」なんてデンジャーな実験を公開してい
ました。
一応、このYouTuberは電気技師だそうですので、くれぐれもマネしてはいけません。

ちなみに20,000WはLEDではないので、電気代もすごそうですね・・・。

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『地域色』

色は、当たる光によって異なって見えます。
たとえば照明の色によって料理がおいしそうに見えたり、逆にマズそうに見えたり。

この違いは、当然ですが物質そのものが変化しているのではなく、物質に当たる光が
変化しているんです。
もちろん、電灯などの人工の光だけではなく、太陽の光の当たり方によっても、色の
見え方は変化します。

地球上での太陽光の当たり方は、太陽からの距離によって変化します。
つまり、太陽に近い赤道と、太陽から遠い南極や北極とでは、光の量や質が全く違う
のです。

赤道にふりそそぐ光は、強く、明るく、赤っぽい光です。
この光の中では、赤やオレンジの色がきれいに見えるんだとか。
反対に、南極や北極にふりそそぐ光は、やわらかく、青っぽい光。
ということで、寒い地域では、青や紫の色がきれいに見えます。
暑い国は「赤」のイメージで、寒い国は「青」のイメージが何となくしっくりくるの
は、こういうことなのかもしれませんね。

また、色の見え方は、空気中の湿度にも影響されます。
具体的にいうと、湿度が高い地域では色はボンヤリとし、湿度が低い地域では色は澄
んで見えます。
太陽光はもともと澄んだ色ですが、空気中に水分が多いと光が拡散し、くすんだよう
な色になっていくのが原因だそうです。

そうやって、国や地域が持つ色のイメージが自然と出来あがってくるのでしょう。
光が「地域色」を作り、人間だけでなく、生き物すべてがそのイメージを共有して生
きているのですね。