次のSWITCH

インタビュー誌「SWITCH」の編集長、新井敏記氏のインスタグラムをフォローしていて、待ち遠しいと思うのは来週12月20日発売の「SWITCH」2017年1月号です。特集はライカをテーマにした荒木経惟!
予告では、有名なエピソードでもある、荒木氏が初めてライカを手にしたのは1991年10月に同誌で俳優笠智衆氏を撮影するというきっかけで、その際の撮影した288枚が映るコンタクトシートを初公開しているとのこと。んんん、それだけでも購入する価値あり。
また、アラーキーとロバート・フランクとの交流から、この1月号の表紙を撮影したホンマタカシ氏によるロングインタビューなど盛りだくさん。
さらに、アラーキーのクルマド(車窓)のシリーズ最新版も掲載されてるとのこと。
嬉しいですね、アラーキーと同時代に生きている喜びです。
そして毎号デザイナーブランドの服をまとった女優をアラーキーが撮影する「女優礼讃」のほかに、1月号にはアルマーニを纏う俳優中井貴一氏を撮影しています。
なんて見所が多い一冊なんでしょう。
ありがとう、SWITCH!

撮影機材・LED照明の専門店

『VR CAMERA SIMULATOR』

キヤノンから、複数のデジタル一眼カメラとレンズの組み合わせを試せるVRシミュレーター「VR CAMERA SIMULATOR」アプリケーションを発表されました。

このシミュレーターで使うのはカメラ機材でなく、VRヘッドセット。
装着者の目の前には「5D Mark III」や「1DX」、「70D」などキヤノンの一眼カメラが現れ、それぞれのスペックや価格が表示されます。
またレンズも単焦点から標準レンズ、望遠レンズなどを選ぶことができます。
PR動画が公開されています。

カメラとレンズを選択すると、レンズ越しの風景のフィールドがバーチャル表示されます。
この画面ではシャッタースピードや絞り、ISOを自由に変更することが可能で、その設定で撮影するとどうなるかをVR上で体感できるのです。
また、ズームレンズを選択するとズームの倍率を操作できたり、カメラ本体のセンサーサイズ(フルサイズ、APS-H、APS-C)の画角の違いもシミュレート可能です。

VR空間で撮影したい方向を向いてシャッターを押すことで、設定された値での露出、ブレ、および被写界深度がシミュレートされた画像が作成されます。

実際に購入する前にカメラとレンズの組み合わせによる違いについて確認することができますし、カメラの機能設定がどのように撮影結果に反映されるのかを学ぶトレーニングにもなりそうです。

対応するプラットフォームは「Oculus Rift」で、アプリケーションはOculusのウェブサイトからダウンロード可能です

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『コダックが10年前のロゴマークを復活させた理由』

コダックが2006年に廃止した「K」マークロゴを10年ぶりに復活させました。
35年にわたって世界で最も広く認識されるシンボルとなってきたロゴをコダックが復活させた理由は何なんでしょうか。

そもそも「K」マークロゴを生み出したのはグラフィック・アーティストのオスト
リッヒ氏。
1971年にコダックは、オストリッヒのデザインした、カメラのシャッターをモチーフとする赤と黄色のロゴを採用しました。
以後、35年間にわたって、世界で最も効果的で広く認識されるシンボルのひとつとなったのは言うまでもありません。

その後2006年に、コダックはこのロゴを簡素な赤文字のロゴにリニューアルしました。
企業のロゴ変更は珍しいことではありません。
海外の競合やデジタル技術の到来により、写真業界における同社の独占状態が崩され、時代に乗り遅れないための改革としてイメージチェンジなのです。
しかしそれでも業績は悪化し続け、ついに2012年にはコダックは破産申請を行いました。

そして現在、コダックは復活プランを抱いています。
最新型の8ミリフィルムカメラ「Super 8 Camera」や、写真の撮影と編集のためのスマートフォン「Ektra」など新製品の開発・発表をしています。

ここで「K」マークロゴを復活させたのは、コダックの原点回帰という想いが込められているからです。
また、「現代のノスタルジア」を感じさせる意図もあるそうです。

実はオリジナルデザインに若干変更を加えた、リ・デザインになっています。
ただ、「K」の文字が、カメラのビューファインダーに注がれる光線、あるいはスクリーンに投影される光線のように表されたデザインはそのままで、オストリッヒのデザインの資産価値がたしかに受け継がれています。

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『コダックが10年前のロゴマークを復活させた理由』

コダックが2006年に廃止した「K」マークロゴを10年ぶりに復活させました。
35年にわたって世界で最も広く認識されるシンボルとなってきたロゴをコダックが復活させた理由は何なんでしょうか。

そもそも「K」マークロゴを生み出したのはグラフィック・アーティストのオスト
リッヒ氏。
1971年にコダックは、オストリッヒのデザインした、カメラのシャッターをモチーフとする赤と黄色のロゴを採用しました。
以後、35年間にわたって、世界で最も効果的で広く認識されるシンボルのひとつとなったのは言うまでもありません。

その後2006年に、コダックはこのロゴを簡素な赤文字のロゴにリニューアルしました。
企業のロゴ変更は珍しいことではありません。
海外の競合やデジタル技術の到来により、写真業界における同社の独占状態が崩され、時代に乗り遅れないための改革としてイメージチェンジなのです。
しかしそれでも業績は悪化し続け、ついに2012年にはコダックは破産申請を行いました。

そして現在、コダックは復活プランを抱いています。
最新型の8ミリフィルムカメラ「Super 8 Camera」や、写真の撮影と編集のためのスマートフォン「Ektra」など新製品の開発・発表をしています。

ここで「K」マークロゴを復活させたのは、コダックの原点回帰という想いが込められているからです。
また、「現代のノスタルジア」を感じさせる意図もあるそうです。

実はオリジナルデザインに若干変更を加えた、リ・デザインになっています。
ただ、「K」の文字が、カメラのビューファインダーに注がれる光線、あるいはスクリーンに投影される光線のように表されたデザインはそのままで、オストリッヒのデザインの資産価値がたしかに受け継がれています。

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ロベール・ドアノー展

写真家ロベール・ドアノーと聞いてピンとこなくても、白黒写真で人が行き交うパリの街でひと組の男女がキスをしている一枚の写真を見たら、「ああ!」とお分かりになるかもしれません。
その写真は1950年「パリ市庁舎前のキス」という邦題がついたドアノーの代表作の一枚です。
「イメージの釣り人」と評されるドアノーは、1912年生まれ1944年に亡くなったフランスの国民的写真家で、街の中でのちょっとした瞬間を絶妙に捉えたストリートフォトから、パリに集まる芸術家を撮影したポートレートが有名です。
ポートレートにはイヴ・サン=ローランやピカソ、アルベルト・ジャコメッティなど華やかな、まさに「芸術の都」であったパリに同時代に生きたアーティストをドアノーが鋭く捉えています。
私たちがイメージの中で捉えているイヴ・サン=ローランがいれば、お茶目な”トリック”をしたピカソがいたり、美しいモノクロのドアノーの世界に魅せられます。
それらのポートレート、「パリ市庁舎前のキス」といった代表作、そして未発表作品を含めて約140点を一挙に見ることができるドアノー展。
会期は来年1月17日まで、ベルナール・ビュッフェ美術館にて開催されています。
ベルナール・ビュッフェ美術館?
そう、静岡県、IZU PHOTO MUSEUMもあるクレマチスの丘のベルナール・ビュッフェ美術館です。
冬休みにちょっと足をのばしてもいいですね、ポートレートの名手である、ドアノーが撮影したベルナール・ビュッフェ自身のポートレートも美術館共々鑑賞したいところです。

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『3エフェクトレンズ』

一眼カメラの楽しみの一つに「レンズ交換」がありますよね。
ただ、交換時にどうしてもタイムロスしてしまったり、内部にゴミが入ってしまうことがあります。

そんな悩みに応えてくれる便利レンズがありました。
今までユニークなレンズを生み出してきたアメリカのレンズメーカー「レンズベビー」社から発表された、ミラーレス用レンズ「Trio 28」です。
残念ながら日本での発売日は未定ですが、このレンズは3つの異なるエフェクトをレンズの回転で切り替えられるんです。

ミラーレスカメラなどに装着できるこのレンズは、外観そのままにカチカチっとレンズ部分を回転させることで「Twist」「Velvet」「Sweet」の3つの効果を切り替えられます。

「Twist」は回転ボケが楽しめるレンズ。
「Velvet」は幻想的なボケが楽しめるレンズ。
「Sweet」は滲みを増やして甘い描写が楽しめるレンズです。

スペックですが、焦点距離は28mm、絞りはF3.5固定、最短撮影距離は20cm。
また、フルサイズ対応でマニュアルフォーカス専用だそうです。
対応マウントはソニーのEマウント、富士フィルムのXマウント、あるいはフォーサーズマウントとのこと。
APS-Cセンサーで使えば42mm(35mm換算)、フォーサーズなら56mm(35mm換算)と、日常を切り取るスナップにちょうど良さそうですね。

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使い方個人講座

先日お話しした、富士フィルムが運営しているFUJIFILM SQUARE (フジフィルムスクエア)のなかに、とてもおすすめなサービスがあるんです。
それはデジタルカメラの使い方個人講座。しかも無料。
対象になるカメラは、フジフィルムのデジタルカメラをお持ちの方、フジフィルムのデジタルカメラを今後購入予定の方です。
カメラのメーカーが特定されるのは、そこはもちろんFUJIFILM SQUAREなのでいたしかたありませんが、でもフジフィルムのデジタルカメラをお持ちの方にはそれはもう朗報です!
カメラを購入する際に、いくら売り場の店員さんが丁寧に教えてくれても、小さな疑問や質問が出てくるのは購入後。説明書を見てもなかなかうまく実践できなかったり、せっかく便利な機能が付いていても活用できなかったりってことありますよね。
ここでの受講は初心者を対象に一対一の個人講座。基本機能から使い方の説明を丁寧に教えてくれるそうです。聞きたかったことも遠慮なく聞けそうです。
開催は予約制になっていて、平日12時から18時、土日祝日は10時から18時。時間は60分前後だそうです。
こういうサービスって、とっても役に立つのに以外に知られていなかったりするんですよね。
フジフィルムのデジタルカメラをお持ちの方、ぜひいかがですか?
写真撮影がさらに楽しくなりそうです。

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写真集のブックフェア

写真集に特化したブックフェア、さらに飲める写真集フェア、題して「PND写真集飲み会」。
アジア最大規模の写真集フェアということで、日本を代表する出版社や写真集に関わる書店などが集まって、飲みながら写真集を手にすることができるという他にはないブックフェアです。
会場での写真家によるサイン会などもチェックしたいところです、さらにはこのブックフェアに関連して、代官山蔦屋書店ではライアン・マッギンレー氏の元アシスタントで現在NYを拠点に活躍しているチャド・ムーア氏を迎えてサイン会も開催されます。
写真集ブースには、赤々舎、青幻舎、abp、MATCH and Company、そして近年つとに驚きの写真集を出版し続けている注目のナナクロ社など「飲み」のブースも含めて28社が参加し、さらには日にち限定のブースもあるそうです。
さて、飲めるブックフェアはお酒ばかりではありません。
おいしいいコーヒーはもちろん、甲府の地ビール、日本酒のセレクトなどあり、写真集と飲み物の絶妙な組み合わせがこのブックフェアで楽しめそうです。
期日は2日間!今週末の12月3日と4日で、場所は代官山ヒルサイドテラス アネックスAです。

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『メタリカの新曲MV』

超大御所ヘヴィメタル・バンドのメタリカ。
この間、最新アルバム「Hardwired…To Self-Destruct」がリリースされました。

このアルバムの話題は、全曲のMVを制作したことです。
しかも、なんとMVを制作したのは今回が初めてだと言いますからファンはビックリですね。

そして彼らは、さらにそのMVのメイキング映像も次々に公開しています。
中でも興味深いのが楽曲「Now That We’re Dead」のMVのメイキング映像です。
新譜のジャケットに描かれたデザインが、どのように実写で再現されるのかが見られる映像となっています。
この現代、どんな最新技術が使われているかと気になりますがけっこう古典的なやり方でした。

こちらの「MetallicaTV」から動画が公開されています。
https://www.youtube.com/watch?v=lo7Dl_7yKug

意外にもCGなどではなく、プロジェクターをメンバーの顔に照射するだけという極めて単純かつ最大限の効果を生む方法でしたね。
全てのテイクには固定と手持ちで合計6台のカメラを使用したとのことです。

このMVの監督を務めたのは、写真的なアプローチからコマーシャルを撮る「HERRING&HERRING」。
ジャケットのデザインを手掛けたのも彼らなので、その再現をしようと試みたのがこのMVだったそうです。
ということは奇抜なジャケットのグラフィックはCGで、それを動画で表したということなんですね。

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超大御所ヘヴィメタル・バンドのメタリカ。 この間、最新アルバム「Hardwired…To Self-Destruct」がリリースされました。 このアルバムの話題は、全曲のMVを制作したことです。 しかも、なんとMVを制作したのは今回が初めてだと言いますからファンはビックリですね。 そして彼らは、さらにそのMVのメイキング映像も次々に公開しています。 中でも興味深いのが楽曲「Now That We’re Dead」のMVのメイキング映像です。 新譜のジャケットに描かれたデザインが、どのように実写で再現されるのかが見られる映像となっています。 この現代、どんな最新技術が使われているかと気になりますがけっこう古典的なやり方でした。 こちらの「MetallicaTV」から動画が公開されています。 https://www.youtube.com/watch?v=lo7Dl_7yKug 意外にもCGなどではなく、プロジェクターをメンバーの顔に照射するだけという極めて単純かつ最大限の効果を生む方法でしたね。 全てのテイクには固定と手持ちで合計6台のカメラを使用したとのことです。 このMVの監督を務めたのは、写真的なアプローチからコマーシャルを撮る「HERRING&HERRING」。 ジャケットのデザインを手掛けたのも彼らなので、その再現をしようと試みたのがこのMVだったそうです。 ということは奇抜なジャケットのグラフィックはCGで、それを動画で表したということなんですね。 撮影機材・LED照明の専門店

「牛腸茂雄」という写真家の名前に覚えがある方は多いかもしれません。
ただ、彼の写真は?と聞かれた時にパッと思い浮かぶ映像があるでしょうか。
印象に残る双子の写真などを見てみると、あ、この写真が牛腸茂雄の写真なのか、と思うかもしれません。
まず名前の読み方からちょっと戸惑いますよね、どんな読みをしたらいいのか。
牛腸(ごちょう)という珍しい苗字ですが、それゆえに一度名前を見ると気になります。
さて、牛腸氏は当時、発表した作品が次々に話題を呼んだ写真家でしたが、1983年に享年36歳という若さでこの世を去ります。2004年には新潟県、山形県、東京三鷹市にて大規模な回顧展「牛腸茂雄 1946-1983」が開催されましたが、なかなか彼の作品に触れる機会は多くはありません。
現在、東京のFUJIFILM SQUARE (フジフィルム スクエア)写真歴史博物館にて「GOCHO SHIGEO 牛腸茂雄という写真家がいた。1946-1983」という企画展が行われています。
副題には「夭折の写真家、記憶を呼び覚ます一瞥の力。」とあり、まさに若くして去った写真家を惜しみ、そして敬意を示すような展示内容です。
展示内容はモノクロ写真のシリーズから約30点を精選して、10月には写真家、平間至氏のギャラリートークや今月初めには写真評論家の飯沢耕太郎氏の講演会なども模様されました。
会期は12月28日までなのでまだ十分間に合います。
会場のフジフィルム スクエアはフォトサロン、ミニギャラリー、そして写真歴史博物館と、一度足を運ぶと一度で複数の展示を楽しめる場所です。しかも入場無料。
今回の牛腸氏の展示会はもちろん、気軽に立ち寄って写真に触れられるおすすめの場所です。

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