雑誌BRUTUSにて猫特集が12年ぶりに予定されているそうです。
4月1日発売のBRUTUSに投稿された写真を載せるページを企画、愛猫写真を募集しています。
応募締め切りは2月12日、23時59分。
応募方法は応募者本人のInstagramアカウントからBRUTUS公式アカウントをフォローして、愛猫の名前と年齢、性別、そして写真のコメントを入力し、#ブルータスの猫特集 をつけて投稿。
インスタグラム上で写真を投稿しながら応募できるのはシンプルでいいですね。
お題が「猫、キュンじゃった!」ということで、写真にあったハッシュタグを自由につけてもいいそうです。
コロナ禍で動物に癒しを求めたくなりますが、実際に猫や犬を飼い始めた人や、しょっちゅう犬猫の写真を見ている知人など周りでみかけます。この猫特集も大いに盛り上がりそうですね。
投稿は1アカウントにつき3点までという応募規定や他媒体での紹介がないこと、写真掲載で大切な著作権許諾についてなどの注意点などもインスタグラム公式アカウントの募集投稿に記載されています。
採用されると、BRUTUSの紙媒体のみならずweb版やSNSなどにも掲載される可能性があるそうで、自慢の愛猫を撮影した一枚が発信され多くの人に愛でられる機会になるかもしれません。
我が愛猫こそは!という方、または猫写真の撮影が好きな方、得意な方、いかがでしょう。
撮影機材・LED照明の専門店
サイン入りオリジナルプリント付
写真家 富永よしえさんが15年間にわたり撮影し続けたパティ・スミスの姿が一冊の写真集となって1月30日に発売されます。
パティ・スミスのその姿と言葉が刻まれた224ページの写真集「the doors of light」。冨永よしえさんのサイン入り、六切りサイズのオリジナルプリント付き限定版です。
ミュージシャンとしてのパティ・スミスのファンの方もいれば、1975年にロバート・メイルプルソープが撮影し「Horses」のジャケット写真になったポートレートや1976年撮影のセントラルヒーティングに両手をかけてうずくまったヌード写真などが美しくも強烈な被写体としてのパティ・スミスが印象に残る方も多いでしょう。写真に映る彼女の存在感がそれくらい強いから。
そんなパティ・スミスを仕事の場で、つまりはレコーディングや今や伝説となったフジロックライブでの撮影からプライベートの場、自宅のポートレートまでが収められているそう。
サイン入りのオリジナルプリントは、写真家が2007年にパティ・スミスのニューヨークの自宅を訪れた時の一枚。双方の関係性を如実に表しているかのようなパティ・スミスの表情です。
発行元のスイッチ・パブリッシングの特設サイトには富永よしえさんのコメントも寄せてあります。
本来ポートレートとは、メイプルソープがパティ・スミスを撮影した写真のように撮影者と被写体の関係が浮き出てくるものですが、15年間撮影をしたというこのパティ・スミスの写真にも二人の関係を垣間見るような、耽美で秘めやかなものを覗かせてもらうような緊張感があります。
そんな貴重な写真集、気になりますね。
撮影機材・LED照明の専門店
カメラマングローブ
松が明けて寒さ本番です。
撮影時に気になるのは手先の寒さ。いくら防寒していてもカメラ撮影で使うのは指先なので、寒さのあまりに操作がうまくできないと撮影の妨げになるばかりか、機材の取り扱いも危うくなります。
かといって接触の感覚がない手袋では返って作業が滞ります。
それで重宝されているのがカメラマングローブ。指先がないタイプや指の部分が開閉できるミトンタイプ、または親指、人差し指、中指など一部の指部分だけ露出しているツー(スリー)フィンガータイプなど様々です。
形の好みや機能性、コスト面など優先順位をつけながら自分好みのカメラマングローブが見つかれば冬場の撮影も苦なくできそうです。
カメラメーカーだけではなく、スポーツメーカーのグローブなども参考にするとさらに選択範囲も広がり、それぞれ小さな部分にも配慮され開発されているのでグローブをして写真撮影するのも楽しくなりそうです。
人それぞれ用途が違うのでチェックするポイントも異なってきますが、カメラグローブを選ぶさいに基本的なチェックポイントをみてみましょう。
形のタイプが決まったら、まずはもちろん防寒性。それに伴って素材。フィットするストレッチ素材や操作しやすい薄手の生地など重視したい点を優先しながら選びたいですね。普段は素手で操っている機材をグローブを通して作業するので、きちんとホールドできるように手のひら部分に滑り止め加工されているものなどメーカーによって様々です。
カメラバック同様、ほんの小さなスペックが大きな助けになります。
撮影のお供になるぴったりのカメラグローブが見つかるといいですね。
撮影機材・LED照明の専門店
謹賀新年、寅年
謹賀新年、寅年
ワイルドライフ・フォトグラファーとしてロシアの極地を専門として自然界とその動物たちを撮影しているSergey Gorshkov(セルゲイ・ゴルショコフ)氏の新年の挨拶とともに公式フェイスブックとインスタグラムに投稿された写真は虎でした。
ロンドン自然史博物館にて毎年開催されるWildlife Photographer of the Yearにて、何度も受賞歴があるゴルショコフ氏は2020年の大賞に選ばれ、その作品はアムールトラを捉えた写真でした。
野生のアムールトラは現在では数百頭のみとなり、行動範囲の痕跡を探りながら国立公園の森の中にカメラを設置し11ヶ月の時間をかけて撮影することに成功した一枚だそうです。
写真家になる前は狩猟が好きだったというゴルショコフ氏は動物たちを照準器から見ていたけれどあるときアフリカで初めてヒョウを見たときにその美しさで撃つことができず、そこから銃ではなくカメラを手にして写真を撮り始めたという人物。
現在ではアムールトラの撮影のように、撮影した作品を通して動物愛護や地球環境の警鐘鳴らしつつ自然に感謝しているといいます。
新年の一枚がトラということで日本の寅年と一致したのは偶然でしょうけれど、美しい動物たちの写真を見ながら、少しでも穏やかで光が見える一年になりますようにと願わずにはいられません。
https://www.facebook.com/gorshkov.photo
https://www.instagram.com/sergey_gorshkov_photographer/?hl=it
撮影機材・撮影照明・ストロボの専門店
小説を読んでいるようなインタビュー
古屋誠一さんといえば、海を背景に竹の棒を持ち長靴を履いた女性のポートレートをすぐに思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
古屋誠一さんの妻、クリスティーネさんの1978年のポートレート。
そのクリスティーネがさんが自ら命をたったのが1985年。それから4年後に、のちに今日まで古谷さんのライフワークともなる作品群「Mémoires メモワール」が写真集として発表され、シリーズとして5冊の写真集が発表されてきました。
そして今年2020年、クリスティーネさんが亡くなって35年の時を経て「メモワール」の最終作として「Face to Face」が刊行されました。それに伴い美術史家の伊藤俊治さんによる古屋のロングインタビューがIMA ONLINEにて掲載されました。
その長さは16,000字。400字の原稿に換算して40枚というまさに読み応えたっぷりのロングインタビュー。
個人的にも、どうしようもなく惹かれるクリスティーネさんのポートレート。だからこそ「メモワール」としての作品にも、そして古屋さんのインタビューなどにも引き付けられますが、今回のロングインタビューはまるで小説を読んでいるかのような言葉の側面での空想や読後の余韻が押し寄せます。
「Face to Face」は二枚一組、見開きで二枚の写真が組みになって掲載されています。二人が出会ってからクリスティーネさんの死までの7年間に撮影された写真。これまでの「メモワール」、古屋さんが撮影した写真で構成されたものとの違いは「Face to Face」ではクリスティーネさんも表現者として彼女が撮影した写真が作品として発表されているという点。
「Face to Face」この以後も1978年に二人で訪れたボローニャ旅行の記録、スーパー8mmフィルムイメージのみを使った写真集や1985年にクリスティーネさんがポケットカメラで撮影した写真からなる写真集の刊行が予定されているとのこと。こちらも楽しみです。
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メインビジュアル
メインビジュアル
前回、2021年の大河ドラマ「青天を衝け」の題字を手がけたのが杉本博司さんという話題をお話ししました。そしてメインビジュアルの撮影者が繰上和美さん!あらためてそのメインビジュアルをじっと見て、そして撮影時のコメントを読み、またそのメインビジュアルを眺めます。
大河ドラマゆえのキャスティングの豪華さに期待が煽られますが、ドラマのキャスティングはもちろん、スタッフ陣営の厚みからも制作の力の入れようが伝わるというものです。
脚本や演出など、どの人が担当するのか気になるところですが、やはり映画でも大掛かりなドラマでもスチール担当がまず気になります。
この「青天を衝け」、メインビジュアルが繰上さん!
おお!と声が出そうになりました。
さて、その撮影を終えた後に「SWITCH」にて主人公を演じる吉沢亮さんと繰上さんのオリジナルフォトセッションとインタビューが企画されました。
(http://www.switch-pub.co.jp/switch-drama-special/)
大役の俳優とそれを撮影する繰上和美という写真家とのフォトセッション、お互いの持つ才能がぶつかりながら昇華するような覇気が感じられます。
大河ドラマのHPには登場人物の相関図が演じる俳優の写真と共に掲載されました。
面白くなりそう!という言葉では足りないほどの迫力ある俳優陣を見るだけで、来年の放送開始が楽しみになります。
さあ、どんな大河になるでしょうか。
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ニー・リーボヴィッツによる
あらゆるジャンルのセレブリティーを撮影するアニー・リーボヴィッツ。
1980年にローリング・ストーン誌の表紙を飾ったジョン・レノンとオノ・ヨーコの写真は誰もが見たことのある有名な一枚。しかもジョンが暗殺される数時間前に撮影されたものということもありその有名度に拍車をかけました。
ローリング・ストーン誌、ヴァニティ・フェア誌、ヴォーグ誌に数々の美しく、そして被写体の人物にぴったりのシチュエーションでポートレートを飾ってきたアニー・リーボヴィッツですが、2021年1月版のヴォーグ誌(アメリカ版)では大坂なおみ選手のポートレートを撮影しています。
表紙を飾ったのは大坂選手がルイ・ヴィトンのドレスを纏った姿。ロサンジェルスで撮影されたそうです。ヴォーグのwebサイト(アメリカ版)ではインタビュー記事と共にほかの二枚の写真も見ることができます。海辺でニナ リッチのドレスを着た大坂選手がジャンプをした瞬間の一枚は、ドレスの美しいドレープと大坂選手の風になびく髪が印象的な一枚、そしてUSオープンの際に黒人銃撃事件と人種差別に対し犠牲者の名前が入ったマスクをつけて静かに抗議した姿が記憶に新しいように、人種差別によって命をおとした少年の名前が記されたマスクをつけた姿の一枚です。
USオープンでの優勝、そしてこうした意思表示が評価され今年のアメリカ、タイム誌での「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれましたね。
それだけ世界から注目される人物として、スポーツ以外でもこのヴォーグ誌の表紙を飾るようにポートレート写真の被写体となることも多く、アスリートとはまた違う面を垣間見ることができます。
アニー・リーボヴィッツのインスタグラムにも大坂選手のポートレートが三枚アップされ、1万人以上のいいね、と共感された写真を見ることができる。
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動物写真家のカレンダー
岩合光昭さんといえば、「猫写真」ですっかりお馴染みの写真家。
猫撮影に特化している写真家のように思われがちですが、1979年に「海からの手紙」で木村伊兵衛写真賞も受賞し、ライオンの親子と小猿の写真をナショナルジオグラフィックにて表紙を2度飾っている動物写真家です。
さて、オリンパスのHPの中に岩合さんのページがあることをご存知でしょうか。
岩合さんの活動と共に撮影した動物たちの写真も見ることができます。
そしてオリンパスが企画・制作をして利益を全てWWFジャパンの環境保全活動にあてている「2021 岩合光昭カレンダー」があります。2021年のテーマは「夏のアラスカ、小さないのちの大きな時間」と題し、45年ぶりに岩合さんがアラスカで動物たちの親子の日常を捉えた写真がカレンダーとなっています。
このカレンダーの完成を記念して、オリンパスプラザ東京にて写真展が12月16日まで開催されています。
この展覧会では写真家活動50年の節目を迎える岩合さんがアラスカを訪れて、タイトル通りの優しい眼差しからシャッターを切った作品が約25点展示されています。
カレンダーはWWF通販サイトから購入可能です。
オリンパスの岩合さんのページでは岩合さんのメッセージビデオも掲載されています。
この時期だからこそ、という岩合さんの思いが語られています。
自分用にも、そしてプレゼントとしても温かいカレンダーです。
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大事な題字
出演者の発表と共に期待が高まってきている2021年の大河ドラマ「青天を衝け」のタイトル字を手がけたのが杉本博司氏だという発表がありました。
杉本氏といえば即座に写真家、と思ってしまいますが、現代美術家という肩書きが一般なんですね。
ジオラマシリーズの「劇場」を初めて見た時には度肝を抜かれましたが、今回の題字担当としてのコメントにもあるようにもともと現代美術として写真表現されてきたんですね。建築にも造詣が深く現在では「小田原文化財団 江之浦測候所」の人気も各方面から取り上げられています。
題字を見てびっくり、飛び上がっていきそうな動きのある筆致で、書家のよう。
杉本氏の写真作品には禅僧のような作品もあれば、数学者や科学者のような視覚的な作品もあり、そして現代美術かと言っても古典にも明るい。
そこに書家のような題字さえも手がけられる多彩さは、どの方面に繋がっていくのかわかりません。
大河の題字といえば、同音語なので冗談のようですが実際に「大事」なもの。だからこそ毎回書家を含め多くの文化人が候補になるでしょう、そして今回は現代美術家、そして写真家の杉本氏の題字。
さて、タイトルの「青天を衝け」は新しい一万円札の顔「渋沢栄一」が主役。
江戸時代が明けて明治になる激動の時代。制作総括者が題字について「豪快でいて軽やか。力強く歩み続ける渋沢栄一の人生の象徴するかのようです」とコメントしています。
大河ドラマの第60作目ということもあって、力が入っているこの作品、楽しみですね。
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ライカのモノクロ撮影専用カメラ
ライカのモノクロ撮影専用カメラ
ライカからモノクローム撮影専用カメラ「ライカQ2モノクローム」が11月19日から発売開始さ
れました。
ライカの公式サイト「ライカQ2モノクローム」の専用ページに概要や詳細と共に、美しいカメ
ラ本体と、そして撮影画像があり、さらに先行予約も受け付けていました。
さて、まずはその本体の美しさにうっとりです。マットなブラック、刻印された文字とデザイ
ンの美しさ、文字や数字はグレートホワイトで統一され高級感たっぷり。
さらにライカの目印ともいえる「Leica」の赤いロゴがありません。それもモノクローム専用カ
メラとしてのこだわりでしょう。
どの角度からも、どの細部もため息が出るような美しさ。
レンズはf1.7/28mm、最短撮影距離17cmのマクロ撮影も可能、有効4730万画素の35mmフルサ
イズセンサー、最高ISO感度100000相当可能。
とにかく手にとって、触って、撮影を試してみたいカメラですよね。
もちろんお値段も想像通りため息が出ます。
フルプライス、税込み814,000円。
モノクローム専用のカメラをライカが発信することにより、物事の輪廻のようにモノクローム
のムーブメントが起こるかもしれません。