ライトグラフィカの商品をご活用いただいているお客様事例をご紹介します。
サレジオ工業高等専門学校 様
学生たちが自主的に撮影出来る環境が整いました
今回は、東京都町田市にあるサレジオ工業高等専門学校にお邪魔いたしました。
お話を伺わせていただいたのは、デザイン学科専任講師の谷上欣也様です。谷上様にはご購入前に弊社の東京ショールームにご来店いただき、その時に照明機材の主な使用用途をお伺いさせていただき撮影用LED600スクエア2灯セットをご提案させていただきました。
現在では撮影用LED600スクエアを4灯ご購入いただき、ご使用いただいています。
使用用途は、主に学生の卒業研究や授業、授業外で制作した作品の撮影です。
立体から平面まで様々なものがありますが、学生自身が撮影しています。 最終的には学生自身が今までに制作してきたものを撮り、一冊の作品集にまとめて就職・進学活動に持っていきます。購入の経緯としては、今まで使っていた照明では熱を持ったりして危険な部分があるというところで、一番は安全面でLEDが熱を持たないというところが決め手で購入させていただきました。
そうです。
昔、写真を専門にする学科があったので、その時に使われていた古いストロボやアイランプを今までは使用していました。
色はホワイトバランスですぐに合わせることができるので、その部分はあまり抵抗はありませんでした。
今までもタングステンの色にホワイトバランスを合わせて撮影していましたからすぐに慣れることができました。
やはり、熱の心配をしなくてもいいというのが大きいです。
今までは、どうしても光を柔らかくするために使うトレーシングペーパーが燃えてしまう可能性や、熱を持った照明自体に学生が触れてしまって火傷をする危険性がありました。
そのため、撮影時は必ず学生だけではなく教員が終止立ち会わなければならず、時間的にも厳しい部分があり、撮影できる環境としては限りがありました。
では、今は以前に比べて撮影の時間等は自由が利くようになったということですか?
今は授業以外の時間でも学生が自主的に撮影をしています。
そういった環境を整えてあげれたということが一番だと思っています。
やはり、デザイン学科があるので学生が授業や授業外で制作したものは自由に記録していけるというは大切です。
少し特殊ですが日本の高専では本校だけにある学科です。
初めは基礎的なことから学んでいき、最終的にはプロダクトデザイン、グラフィックデザイン、インテリアデザインのいずれかの専門的な部分を学んでいきます。
そして、高専には「ロボコン」、「プロコン」、「デザコン」という3つの大きな大会がありまして、その全てに毎年本校は参加しています。
そのうちのデザコンを私が担当しているのですけども、放課後有志の学生が集まってプロジェクト活動として何人かづつで制作していきます。
昨年と一昨年の二年連続でデザコンの最優秀賞をいただいています。
そうですね。
部門がいくつかあるのですが、その中の「ものづくり部門」という部門で二年連続で最優秀賞をいただいています。
毎年テーマが変わって、昨年は地域特産のものを使っておもちゃを提案するというテーマでした。
参加する学生は、今までは5年生が主だったのですが、昨年は1年生と3年生が中心になって参加し最優秀賞をいただいています。
今年もその学生達が残って自身達で考えて全て制作しています。
先輩から後輩にいろいろなものを伝えていくということが大切で、そういったものを継続してやっていきたいと思っています。
ものを撮影することができる環境というのは本当に大切ですね。
以前よりも気軽に撮影をできるようになりました。
それは本当によかったと思っています。
夏休みの間にカメラマンの方に来ていただいて講習をします。
それで基本的な撮影のことを身につけてもらって、まずはとりあえず撮影できるようになります。
その後は少しずつ撮影を繰り返していく中で身に付けます。
学生達は中学を卒業して16歳で入学してきますが、卒業する時には他の4年制の大学を卒業する大学生達と就職活動を戦っていかなくてはなりません。
そういった中でやっていくには、やはり少しでも良い環境で知識や技術を身につけていってもらいたいと考えています。
もちろん撮影スタジオ以外にもサレジオ高専には工房等様々な施設が完備され、学生の方達は毎日制作や勉学に励んでいます。
弊社も本日お話をお伺いさせていただき、内外で素晴らしい結果を出していっている学生の方達のお手伝いが少しでもできたのではないかと思い、嬉しく思います。
本日はお忙しい中お時間をいただき、貴重なお話をお伺いさせていただきありがとうございました。
- サレジオ工業高等専門学校
- http://www.salesio-sp.ac.jp/